デジカメ22年出荷、台数4%減、金額39%増、12月台数減、金額増

【銀座新聞ニュース=2023年2月4日】キヤノン、ニコン、ソニー、富士フイルムなど13社で構成されているカメラ映像機器工業会(CIPA=Camera&Imaging Products Association、港区芝浦3-8-10、MA芝浦ビル、03-5276-3800)はこのほど、2022年のデジタルカメラ生産出荷実績を発表した。

キヤノンが12月中旬に発売したフルサイズミラーレスカメラ「EOS R6 MarkⅡ」(ボディーのみで約40万円)。

それによると、2022年のデジタルカメラの生産台数は前年比3.7%減の802万7650台で、2018年から5年連続でマイナスだった。生産金額は同23.2%増の3950億2488万円、2年連続のプラスだった。出荷台数は同4.2%減の801万1598台、2018年から5年連続のマイナス、出荷金額が同39.3%増の6812億3264万円、2年連続のプラスだった。

うち、日本国内向けが台数で同19.6%減の92万9326台、2018年から5年連続のマイナス、金額で同29.8%増の603億9924万円、2017年以来5年ぶりのプラス、輸出が同1.7%減の708万2272台、2018年から5年連続のマイナス、金額で同40.3%増の6208億3340万円、2年連続のプラスだった。

タイプでみると、レンズ一体型は生産台数が同31.1%減の207万2315台、生産金額で同0.2%減の572億2371万円、出荷台数が同30.8%減の208万4865台、出荷金額が同2.9%減の710億0475万円だった。うち、日本国内向けが台数で同40.5%減の45万7817台、金額で同21.1%減の110億9251万円だった。輸出が同27.5%減の162万7048台、金額で同1.5%増の599億1225万円だった。

レンズ交換式は生産台数が同11.7%増の595万5335台、生産金額で同28.3%増の3378億0117万円、出荷台数が同10.8%増の592万6733台、出荷金額が同46.7%増の6102億2789万円だった。うち、日本国内向けが台数で同22.3%増の47万1509台、金額で同15.8%増の493億0673万円だった。輸出が同9.9%増の545万5224台、金額で46.3%増の5609億2115万円だった。

レンズ交換式のうち、一眼レフの生産台数が同17.1%減の183万8485台、生産金額で同19.8%減の547億9273万円、出荷台数が同17.3%減の185万3222台、出荷金額が同4.9%減の867億7630万円だった。うち、日本国内向けが台数で同23.2%減の7万1231台、金額で同17.6%減の37億7345万円だった。輸出が同17.5%減の178万1991台、金額で同4.3%減の830億0285万円だった。

ミラーレスが生産台数が同32.2%増の411万6850台、生産金額で同45.1%増の2830億0844万円、出荷台数が同31.1%増の407万3511台、出荷金額が同61.3%増の5234億5159万円だった。うち、日本国内向けが台数で同31.9%増の40万0278台、金額で同63.3%増の455億3329万円だった。輸出が同31.0%増の367万3233台、金額で61.1%増の4779億1830万円だった。

デジタルカメラの輸出を地域別にみると、中国向けが台数で同4.8%増の125万4688台、金額で同33.9%増の1445億1780万円(ミラーレスの台数で同23.5%増の86万0211台、金額で同48.0%増の1200億4636万円)、日本、中国を除いたアジア向けが台数で同8.8%増の110万3357台、金額が同53.0%増の1040億7099万円(同、台数で同50.7%増の66万4351台、金額で同80.0%増の840億4636万円)だった。

ヨーロッパ向けが台数で同6.3%減の239万0726台、金額で同40.7%増の1701億7478万円(同、台数で同39.1%増の104万6044台、金額で同75.3%増の1205億2723万円)だった。アメリカ向けが台数で同6.1%減の205万8632台、金額が同36.0%増の1748億2189万円(同、台数で18.0%増の94万5775台、金額で同49.4%増の1299億4385万円)、その他地域向けが台数で同10.3%増の27万4869台、金額が同60.1%増の272億4794万円(同、台数で同40.4%増の15万6852台、金額で同77.7%増の233億9506万円)だった。

一方、2022年12月のデジタルカメラの生産台数は前年同月比5.0%減の66万1575台、生産金額は同22.8%増の333億7650万円だった。出荷台数は同5.1%減の65万1377台、出荷金額が同36.7%増の564億4165万円だった。

うち、日本国内向けが台数で同21.9%減の7万4905台、金額で同7.6%減の47億7551万円、輸出が同2.4%減の57万6472台、金額で同43.1%増の516億6613万円だった。

タイプでみると、レンズ一体型は生産台数が同36.0%減の15万5668台、生産金額で同2.3%増の48億1228万円、出荷台数が同34.4%減の15万7142台、出荷金額が同5.8%増の62億9130万円だった。うち、日本国内向けが台数で同40.0%減の3万4189台、金額で同6.6%減の10億6640万円だった。輸出が同32.6%減の12万2953台、金額で同8.8%増の52億2490万円だった。

レンズ交換式は生産台数が同11.6%増の50万5907台、生産金額で同27.1%増の285億6422万円、出荷台数が同10.6%増の49万4235台、出荷金額が同41.9%増の501億5034万円だった。うち、日本国内向けが台数で同4.6%増の4万0716台、金額で同7.8%減の37億0911万円だった。輸出が同11.1%増の45万3519台、金額で48.3%増の464億4124万円だった。

レンズ交換式のうち、一眼レフの生産台数が同31.3%減の15万1954台、生産金額で同29.7%減の44億0186万円、出荷台数が同28.7%減の15万2680台、出荷金額が同10.3%減の72億3580万円だった。うち、日本国内向けが台数で同1.3%減の7077台、金額で同1.9%増の3億6888万円だった。輸出が同29.6%減の14万5603台、金額で同10.9%減の68億6691万円だった。

ミラーレスが生産台数が同52.4%増の35万3953台、生産金額で同49.0%増の241億6236万円、出荷台数が同46.7%増の34万1555台、出荷金額が同57.4%増の429億1455万円だった。うち、日本国内向けが台数で同6.0%増の3万3639台、金額で同8.8%減の33億4023万円だった。輸出が同53.1%増の30万7916台、金額で同67.6%増の395億7432万円だった。

デジタルカメラの輸出を地域別にみると、中国向けが台数で同19.0%増の9万0037台、金額で同31.6%増の100億0302万円(ミラーレスの台数で同53.2%増の6万2731台、金額で同53.2%増の84億4953万円)、日本、中国を除いたアジア向けが台数で同7.2%増の8万4344台、金額が同32.3%増の81億1177万円(同、台数で同35.3%増の4万9984台、金額で同39.3%増の64億7860万円)だった。

ヨーロッパ向けが台数で同5.9%減の20万4973台、金額で同65.2%増の164億6542万円(同、台数で同76.4%増の9万6570台、金額で同119.1%増の115億7379万円)だった。アメリカ向けが台数で同10.4%減の17万5958台、金額が同37.3%増の149億5000万円(同、台数で40.5%増の8万4032台、金額で同60.7%増の112億0051万円)、その他地域向けが台数で同4.2%減の2万1160台、金額が同40.1%増の21億3593万円(同、台数で同67.0%増の1万4599台、金額で同57.3%増の18億7189万円)だった。

デジタルカメラの統計はOMデジタルソリューションズ、カールツァイス、キヤノン、ザクティ、シグマ、ソニー、ニコン、パナソニック、富士フイルム、リコーイメージングの10社の数字。