日比谷「刀剣乱舞」初日に鈴木拡樹、荒牧慶彦ら舞台挨拶

【銀座新聞ニュース=2023年3月18日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は3月31日にTOHOシネマズ日比谷(スクリーン12、千代田区有楽町1-1-3、東京宝塚ビル、050-6868-5068)で「映画刀剣乱舞ー黎明」に出演している鈴木拡樹さん、荒牧慶彦さんらによる初日舞台あいさつを開く。

3月31日から一般公開される「映画刀剣乱舞ー黎明」((C)2023「映画刀剣乱舞」製作委員会/NITRO PLUS・EXNOA LLC)。

31日15時30分の回上映終了後に、監督の耶雲哉治(やくも・さいじ)さんをはじめ、主人公で「三日月宗近(みかづき・むねちか)」役の鈴木拡樹さん、「山姥切国広(やまんばぎり・くにひろ)」役の荒牧慶彦さん、「へし切長谷部」役の和田雅成さん、「山姥切長義(やまんばぎり・ちょうぎ)」役の梅津瑞樹さん。

「髭切(ひげきり)」役の佐藤たかみちさん、「膝丸」役の山本涼介さん、「骨喰藤四郎(ほねばみ・とうしろう)」役の定本楓馬さん、「堀川国広」役の小西詠斗さん、「一期一振(いちご・ひとふり)」役の本田礼生(れお)さん、「小烏丸(こがらすまる)」役の玉城裕規さんが舞台に登場してあいさつする。

ウイキペディアによると、「刀剣乱舞(とうけんらんぶ)」は「EXNOA(旧DMMゲームズ、エクスノア)」とニトロプラスが共同制作したPC版ブラウザゲームで、2015年1月に発売され、2016年3月1日にスマートフォン版(iOS、Android)が「刀剣乱舞 Pocket(ポケット)」として配信された。

日本刀を男性に擬人化(ゲーム上では「付喪神(つくもがみ)」という設定)した「刀剣男士」を収集、強化し、日本の歴史上の合戦場に出没する敵を討伐していく刀剣育成シミュレーションゲームとなっている。

実在する、あるいはかつて実在したとされる日本の刀剣をモチーフとし、2023年1月時点における実装済の刀剣の種類は8種、刀剣数は104口。運営開始時に実装されていた刀剣は7種42口だが、イベントや新マップ、新システムの実装に伴い随時キャラクターが追加されている。短刀、脇差、打刀、太刀、大太刀、槍、薙刀、剣がある。

2015年にミュージカル化、2016年に舞台化、2016年と2017年にそれぞれ別の制作会社によりテレビアニメ化、2019年1月に「映画刀剣乱舞ー継承」(監督は耶雲哉治さん、脚本は小林靖子さん)として実写映画が公開された。今回の「映画刀剣乱舞ー黎明」(監督は耶雲哉治さん、脚本は小橋秀之さんと鋼屋ジンさん)が第2弾になる。

全体の物語は西暦2205年、時の政府は過去へ干渉し歴史改変を目論む「歴史修正主義者」に対抗すべく、物に眠る想いや心を目覚めさせ力を引き出す能力を持つ「審神者(さにわ)」と刀剣より生み出された付喪神「刀剣男士」を各時代へと送り込み、戦いを繰り広げる。そして「刀剣男士」と「歴史修正主義者」の双方をよしとしない第3の勢力「検非違使(けびいし)」が介入し、刀剣男士の前に立ちはだかるとなっている。

プレイヤーは「審神者」という位置付けで、短刀、脇差、打刀、太刀、大太刀、槍、薙刀、剣などの刀剣が人の形となった、付喪神である「刀剣男士」と呼ばれるキャラクターを収集し、最大6振編成の部隊で出陣、敵との戦闘で勝利をめざす。ゲームシステムは、カードゲームとシミュレーションゲームを合わせたものになっている。2019年12月にはPCブラウザ版ユーザ数が200万人、アプリダウンロード数が550万を突破している。

今回の物語は西暦995年、京都が舞台で、藤原道長(柄本明さん)と安倍晴明(竹財輝之助さん)の密談により酒呑童子(中山咲月さん)の討伐を命じられた源頼光(津田寛治さん)たちの前に、歴史修正主義者が送り込んだ時間遡行軍が現れる。窮地に陥った頼光たちを刀剣男士の三日月宗近たちが救うが、先に酒呑童子のもとへ向かった山姥切国広は呪いを受けて姿を消してしまう。

西暦2012年の東京では、高校生の琴音(秋田汐梨=しおり=さん)は下校中に、禍々しい影と戦う一振りの太刀を目撃する。一方、日本各地で人々が突然意識を失う事件が多発。時の政府から派遣された山姥切長義は、事件への関与が疑われる山姥切国広の確保をはじめとする特命任務を開始する。

耶雲哉治さんは1976年富山県高岡市生まれ、早稲田大学を卒業、在学中に映画サークルに所属し、監督作が1998年の東京学生映画祭でグランプリ、2000年にJCF学生映画祭でグランプリなどを受賞し、2000年に「ROBOT(ロボット)」に入社、CMディレクターとして活動開始した。

2003年に第41回ギャラクシー賞で奨励賞、2007年より日本全国の映画館で上映されたマナーCM「NO MORE(ノーモア)映画泥棒」の監督として知られる。2014年に「百瀬、こっちを向いて。」が初の長編映画監督作で、現在は、映画、ドラマ、CM、ドキュメンタリー、バラエティ、グラビアなど幅広く活動しており、監督作品では自ら撮影することも多い。2019年に「映画刀剣乱舞-継承」を監督している。

チケットは現在、チケットぴあを通じて先行抽選を受付中で、19日23時59分締め切り。料金は全席指定で2100円均一。