コンビニ7社4月売上高5%増、行楽需要好調で14カ月連続、店舗数減

【銀座新聞ニュース=2023年5月23日】日本フランチャイズチェーン協会(港区虎ノ門3-6-2、第2秋山ビル、03-5777-8701)は5月22日にコンビニ7社の4月の統計調査を発表した。

ファミリーマートは5月23日からハワイのアロハシャツ「reyn spooner(レインスプーナー)」とコラボし、デザイナーの落合宏理さんが監修した「今治タオルハンカチ」(税込800円)や「今治フェイスタオル」(1500円)、「ボクサーパンツ」(990円)、「トランクス」(990円)、オリジナルブランド「コンビニエンスウェア」初の「サンダル」(2990円)を発売した。

同統計調査はセイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン・デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソンのコンビニ7社の動向(既存店ベース)をまとめている。

売上高は前年同月比4.9%増の9156億7500万円と14カ月続けてプラスとなった。4月はマスク緩和や訪日外国人観光客売上高(免税売上、インバウンド)の増加により、人の流れが回復したことなどから行楽需要を受け、おにぎり、パン、カウンター商材、菓子、アイス、ソフトドリンク、酒類などが好調に推移した。また、客単価も7カ月続けて前年を上回っている。

商品別では全体の35.6%を占める「日配食品」が同5.3%増と14カ月続けてプラス、26.7%を占める「加工食品」が同8.2%増と12カ月続けてプラス、32.0%を占める「非食品」が同1.5%増と7カ月続けてプラス、5.7%を占める「サービス」が同7.0%増と3カ月続けてプラスだった。

「日配食品」はコーヒーなどのカウンター商材、おにぎり、弁当などの米飯類、パン、調理パン、惣菜類、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナーなど)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズなど)、ちくわ類などの練物、ケーキなどの生菓子、サラダ、デザート類など。

カルビーはこのほどポテトチップス「堅あげポテト」から、少しぜいたくな和の味わいを追求し、淡路島産の玉ねぎを使用した「匠味(たくみ)」シリーズの「堅あげポテト匠味 淡路島の極味玉ねぎ味」(オープン価格で、195円前後)を全国のコンビニ限定で発売した。7月上旬までの限定発売。

「加工食品」は生菓子以外の菓子類、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、ビール、ワイ1ンなどのアルコール飲料、食塩、砂糖、味噌、しょう油などの調味料、コーヒー、お茶などの嗜好品、米穀、乾物、各種の缶・瓶類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品など。

「非食品」はたばこ、雑誌、新聞、衣料品、袋物類、文具類、乾電池、テープ、フィルム、電球・蛍光灯、燃料、サングラス、園芸用品、ゲームソフト、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙など。

「サービス」はPOSAカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、ギフト券、各種チケット、宝くじ、D.P.E、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券、クリーニングなど。ただし、電力料金などの公共料金などの扱いは含まない。

店舗数は同0.3%減の5万5759店と11カ月続けて前年実績を下回った(2023年3月5万5739店、2月5万5852店、1月5万5787店、2022年12月5万5838店、11月5万5825店、10月5万5830店、9月5万5872店、8月5万5926店、7月5万5914店、6月5万5887店、5月5万5904店、4月5万5922店、3月5万5912店、2月5万5931店、1月5万5956店。

2021年12月5万5950店、11月5万5928店、10月5万5938店、9月5万5949店、8月5万5940店、7月5万5931店、6月5万5890店、5月5万5889店、4月5万5868店、3月5万5828店、2月5万5897店、1月5万5911店、2020年12月5万5924店、11月5万5906店、10月5万5872店、9月5万5852店、8月5万5841店、7月5万5797店、6月5万5782店、5月5万5769店、4月5万5772店、3月5万5710店、2月5万5460店、1月5万5581店)。

また、前月比では4月が3月を上回り、2カ月ぶりに前月を上回っている。

来店客数は2.4%増の12億7322万人と4カ月続けてのプラスだった。客単価は同2.4%増の719.2円と7カ月続けて前年を上回っている。