大丸松坂屋画廊で蟹江杏展、新作を出品

【銀座新聞ニュース=2023年6月1日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は6月1日から7日まで蟹江杏さんによる新作展2023を開く。

大丸松坂屋百貨店の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で6月1日から7日まで開かれる蟹江杏さんの新作展に出品される「夜の開幕」。

NPO法人「3.11こども文庫」理事長で、版画家の蟹江杏(かにえ・あんず)さんが新作を中心に展示する。蟹江杏さんが「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリー オブ トーキョー)」で個展を開くのは2018年から6年連続となる。

「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」では蟹江杏さんは「森の生き物たち、雨音や薫風。自然からイメージを紡ぎ出し、作品を描き続ける」版画家で、「強くしなやかに描かれた線と鮮烈な色彩。太陽と星の色を持つ画家が描く線と色の魔法の世界」を展開している。今回もスペシャルエディション「Whim(ウイム、気まぐれ)」を中心に2023年の新作を展示販売する。

蟹江杏さんは1978年東京都生まれ、1997年に埼玉県飯能市の「自由の森学園」を卒業、2001年に英国ロンドンのモーレッジカレッジで銅版画を学び、2002年に東京版画研究所で学び、2001年から個展を開き、2008年には小説「夜ごと消えるお姫さま」を刊行、2017年に「あんずとないしょ話」、2019年に「あんずのあいうえお」などを刊行している。

また、舞台美術、衣装デザイン、雑誌の表紙、ポスター広告なども手掛けている。2021年に雑誌「pen(ペン)」のクリエーターアワード2021「日本と世界を変えていく、2021年最も輝いた7組」として審査員特別賞を受賞、2023年に絵本「ハナはへびがすき」(福音館書店)で「第14回ようちえん絵本大賞」を受賞している。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。