丸善日本橋でアサ佳、木村元、鈴木しのぶら「酒宴の器」展

【銀座新聞ニュース=2023年5月29日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は5月31日から6月6日まで3階ギャラリー特設会場で江口智己さんらによる「酒菜のうつわ展」を開く。

丸善・日本橋店で5月31日から6月6日まで開かれる「酒菜のうつわ展」のフライヤー。

酒の友のつまみ、酒が進むつまみなど酒を呑む時ついつい欲しくなる「酒菜」を盛るうつわを和洋揃えて展示する。

今回は「ツチノネ工房」(岐阜県土岐市)を共同主宰するアサ佳(あさか)さん、「萩見窯」(熊本県宇城市松橋町萩尾146-3、0964-53-9354)を主宰する井銅心平さん、江口智己さん、「重山窯 金十製陶所」(岐阜県土岐市泉町大富247-2)の6代目の木村元(はじめ)さん。

宮本茂利(もり)さんと宮本智子さん夫婦が主宰する「新道工房」(愛知県瀬戸市)、鈴木しのぶさん、「素月窯」(熊本県玉名郡南関町上坂下3205、0968-53-9191)を主宰する松永真哉さん、「陶工房 扇屋」(神奈川県鎌倉市)を主宰する渡辺信史さんが出品する。

アサ佳さんは1985年埼玉県朝霞市生まれ、2008年に明治学院大学を卒業、在学時に陶芸教室に通いはじめ、卒業後、建設会社に入社、経理を担当し、3年後に岐阜県多治見市陶磁器意匠研究所に入り、2013年に同研究所を修了し、独立、岐阜県土岐市の「ツチノネ工房」を構え、その後、グループ展などに参加している。また、若手陶芸作家ユニット「ミノヤキセンパイ」に参加している。

井銅心平さんは1981年熊本県生まれ、2006年に熊本大学工学部環境システム工学科(現建築学科)を卒業、同年に佐賀県の唐津焼「隆太窯」の中里太亀さんに師事し、2010年に独立して熊本県宇城市に「萩見窯」を設立している。

江口智己さんは1971年東京都生まれ、武蔵野美術大学空間演出デザイン学科中退、1995年に愛知県瀬戸市の窯元「霞仙陶苑」に入社、1999年に瀬戸にて独立し、2003年に千葉県富津市で制作している。

木村元さんは1980年岐阜県土岐市生まれ、2005年に多治見市陶磁器意匠研究所デザインコースを修了、2005年に美濃焼伝統産業会館で作陶指導員として勤務、2008年に「重山窯 金十製陶所」を引継ぎ、6代目になる。現在、美濃陶芸協会会員。

宮本茂利さんは1971年神奈川県横浜市生まれ、大学政経学部を卒業、愛知県立窯業高等技術専門校を卒業、「新道工房」を主宰し、愛知県瀬戸市で制作している。

宮本智子さんは1975年三重県上野市(現伊賀市)生まれ、1996年に短期大学を卒業、1998年に愛知県立窯業高等技術専門校を卒業、1998年から九谷の「青窯」で制作、2000年から瀬戸で修業、2002年に独立して「新道工房」を共同で主宰している。

鈴木しのぶさんは新潟県十日町市生まれ、1992年にアメリカのアイオワ州ノースウェスタン大学美術専攻を卒業、同年にパッケージ会社に勤務し、1996年に愛知県立窯業高等技術専門校デザイン科を修了、1998年に愛知県立窯業高等学校陶芸専攻科を卒業、1999年から2年間、中米のエルサルバドルに滞在し、陶芸指導(JOCV)をし、2005年から栃木県宇都宮市で作陶している。

松永真哉さんは1964年熊本県生まれ、1989年に東京学芸大学教育学部を卒業、1998年に愛知県立窯業高等技術専門校を修了、岐阜県で修業し、2010年から熊本県南関町で「素月窯」を主宰し、作陶している。2005年に国際陶磁器展美濃デザイン部門で入選、2006年に
「織部の心作陶展」で入選(2007年、2008年も入選)、2010年に現代茶陶展で入選(2013年、2017年、2018年も入選)している。

渡辺信史さんは千葉県我孫子市生まれ、1997年に武蔵野美術大学短期大学部工芸デザイン専攻科陶器コースを卒業、1997年に「九つ井 陶郷(ここのついど すえのさと)」(神奈川県)の陶器の制作スタッフとして入社、2006年に独立、「陶工房 扇屋」(神奈川県鎌倉市)を主宰し、現在、駒沢女子大学非常勤講師。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は15時)まで。