TOEI「セーラームーン」、三石琴乃、林原めぐみ、水樹奈々ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2023年6月1日】大手映画配給会社で、国内映画業界第2位の東映(中央区銀座3-2-17、03-3535-4641)は6月10日に丸の内TOEI(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」<前編>の公開を記念して、三石琴乃さん、林原めぐみさんらによる舞台あいさつを開く。

6月9日から一般公開される劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」((C)武内直子・PNP/劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」製作委員会)のフライヤー。9日から前編が公開され、30日から後編が公開される。

10日11時40分の回上映終了後に、監督の高橋知也さんをはじめ、声優で主人公「月野うさぎ/セーラームーン」役の三石琴乃さん、「セーラーギャラクシア」役の林原めぐみさん、「セーラー火球/火球皇女」役の水樹奈々さん、「セーラースターメイカー/大気光」役の早見沙織さん、「セーラースターヒーラー/夜天光」役の佐倉綾音さんが舞台に登場してあいさつする。

ウイキペディアによると、「美少女戦士セーラームーン」は武内直子さんが講談社の少女マンガ雑誌「なかよし」に1992年2月号から1997年3月号まで連載したマンガで、1993年度の第17回講談社漫画賞少女部門を受賞している。旧版単行本は全18巻、新装版は全12巻、完全版・文庫版は全10巻が刊行され、2023年1月時点で単行本は世界で4600万部を突破している。作品はセーラームーンに変身する月野うさぎと、太陽系惑星のセーラー戦士の戦いを描いている。

テレビアニメは、1992年3月7日から1997年2月8日までテレビ朝日系列で全201話が放送された。第1シリーズの「美少女戦士セーラームーン」は1992年3月7日から1993年2月27日まで全46話が放送され、原作の第1期の「ダーク・キングダム編」に相当する。

第2シリーズの「美少女戦士セーラームーンR」は、1993年3月6日から1994年3月12日まで、全43話(47-89話)が放送された。物語は前作最終話のラストシーンの時点から2カ月後より始まり、前作の好評を受けて急遽シリーズ化されたため、物語進行が原作に追い付かないよう、最初の13話ではアニメオリジナルの「魔界樹編」を放送し、そのあと原作の第2期の「ブラック・ムーン編」が放送された。

第3シリーズの「美少女戦士セーラームーンS(スーパー)」は1994年3月19日から1995年2月25日まで、全38話(90-127話)が放送され、原作の第3期の「デス・バスターズ編」に相当する。

第4シリーズの「美少女戦士セーラームーンSuperS(スーパーズ)」は1995年3月4日から1996年3月2日まで全39話(128-166話、スペシャル1話)が放送され、原作の第4期の「デッド・ムーン編」に相当する。2021年1月から2月に公開された「Eternal(エターナル)」はこの第4期をアニメ化した25年ぶりとなる劇場版。

第5シリーズの「美少女戦士セーラームーンセーラースターズ」は1996年3月9日から1997年2月8日まで、全34話(167-200話)が放送された。最初の6話では前作の封印から復活した新月の女王・ネヘレニアとの決戦を描いたアニメオリジナルの「ネヘレニア復活編」で、そのあと原作の第5期でシリーズ最終章となる「シャドウ・ギャラクティカ編」が放送された。

この第5シリーズの「シャドウ・ギャラクティカ編」を元にした完結編にあたるのが今回の「劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos(コスモス)」で、最強の敵に立ち向かうセーラー戦士たちの最後の戦いを描いている。監督が長編アニメを初めて手がける高橋知也さんで、「美少女戦士セーラームーン」と「美少女戦士セーラームーンR」のキャラクターデザイン・作画監督を手がけた只野和子さんがキャラクターデザインを担当している。

物語はつかの間の平和を取り戻し、普通の女子高生として過ごしていた月野うさぎだが、ある日、うさぎはアメリカ留学が決まった恋人・地場衛(声は野島健児さん)を空港へ見送りに行くが、衛は彼女の目の前で何者かによって消滅させられてしまう。

そんな中、うさぎたちの前に、破壊の戦士セーラーギャラクシア率いるシャドウ・ギャラクティカと、謎の3人組セーラー戦士・セーラースターライツが現れる。セーラー戦士たちは圧倒的な強さをもつセーラーギャラクシアに、力の源である「セーラー・クリスタル」を奪われ、次々と消されていく。

高橋知也さんは2004年から2005年にかけてアニメ「MONSTER」の制作進行を担当し、2006年に「劇場版時をかける少女」の制作チーフ、2007年にアニメ「電脳コイル」の監督補、2013年に「ソードオブファンタジア」の監督、絵コンテ、演出を手がけ、2013年に「ガッチャマン クラウズ」の助監督、2017年に「メキド72」の監督、コンテ、演出を担当し、2020年に「世界一初恋ープロポーズ編」の監督を手がけている。

チケットは現在、チケットぴあを通じて最速抽選と先行抽選を受付中で、最速抽選が1日11時締め切り、先行抽選が2日11時締め切り。3日10時からから一般発売する。料金は2100円均一。