丸善丸の内で、るるてあが「コウペンちゃん」水彩原画展

【銀座新聞ニュース=2023年9月20日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は9月20日から10月3日まで4階ギャラリーでるるてあさんによる「コウペンちゃん四季折々展」を開く。

丸善・丸の内本店で9月20日から10月3日まで開かれる、るるてあさんによる「コウペンちゃん四季折々展」に出品される作品。

イラストレーターのるるてあさんが2017年4月に皇帝ペンギンの赤ちゃん「コウペンちゃん」を描いたイラスト「出勤してえらい!」をTwitter(X)で発表して以来、人気となり、2017年5月にはLINE(ライン)クリエイターズスタンプの月間MVPを獲得、同年に「LINEクリエイターズアワード2017」新人賞を受賞している。現在はKADOKAWA(カドカワ)が運営するマンガサイト「KITORA(キトラ)」などでもイラストを発表している。

今回はるるてあさんが、原画展のために描き下ろした水彩原画を展示する。今回のテーマは「二十四節気」で、四季折々を過ごすコウペンちゃんやそのなかまたちの様子を描いており、原画は抽選販売する。

ウイキペディアによると、2019年3月から西武鉄道でラッピング電車「コウペンちゃんはなまるトレイン」の運行をはじめとするコラボが実施され、2021年7月から阪急阪神ホールディングスグループの阪急電鉄、阪急阪神ホテルズ、エキ・リテール・サービス阪急阪神の3社でコラボ企画を実施し、オリジナルデザインの1日乗車券、2期にわたるスタンプラリーの開催、神戸線・宝塚線・京都線の各線に1編成ずつコウペンちゃん号を運行している。2023年4月からはTBS系「夜明けのラヴィット!」のアフタートークコーナーにレギュラー出演している。

また、途中から仲間となるキャラクターが生み出され、すべてのキャラクターにおいて性別は固定されてなく、1人称も性別を裏付けるものではなく、初期のショートアニメではコウペンちゃんと邪(よこしま)エナガさんにのみ齋藤彩夏さんによるボイスがついていたが、Nintendo Switch(ニンテンドウ・スイッチ)用ゲーム「いっしょにあそぼー♪コウペンちゃん」ではメインキャラ全員にボイスがついている。

コウペンちゃんは一人称は「ぼく」、誕生日は4月4日。邪エナガさんは一人称は「我」、誕生日は4月29日。教えてくれるタイプのシロクマさんは一人称は「ぼく」、誕生日は4月23日。大人のペンギンさんは一人称は「私」、誕生日は4月3日。アデリーさん(大人のアデリーペンギン)は一人称は「俺」、誕生日は5月25日。ほかに、コウマちゃん(競走馬になることを夢見る馬の赤ちゃん)、ホッキョククジラさん(年齢は約200歳以上)も登場している。

るるてあさんは2019年9月に嫌がらせを受け、イラストを毎日更新するという日課も中断を余儀なくされたことなどから、個人の略歴については一切公開していない。

るるてあさんの「コウペンちゃん」についてのマンガとしては、KADOKAWAから2017年10月に「コウペンちゃん」、2018年4月に「もっと!コウペンちゃん」、2018年11月に「とっても!!コウペンちゃん」、2019年6月に「たっぷり!!!コウペンちゃん」、2019年12月に「はなまる!!コウペンちゃん」、2020年4月に「コウペンちゃん はなまる図鑑 永久保存版」が出版されている。

また、小学館からは深山くのえさんが文章を手がけ、るるてあさんが原作とイラストを描いた児童書として2018年9月に「おはなし!コウペンちゃん:きみに会いにきたよ」、2019年9月に「おはなし!コウペンちゃん きみのそばにいるよ」なども出版されている。

2023年4月には主婦と生活社から「きみといるよ コウペンちゃんのやさしい画集」が単行本化されている。

開場時間は9時から21時(26日は15時、最終日は16時)まで。入場は無料。