【銀座新聞ニュース=2023年9月22日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は9月23日から10月13日まで3階児童書売り場壁面ギャラリーでたちばなはるかさんによる「じっとみるの」原画展を開く。
イラストレーター、絵本作家のたちばなはるか(橘春香)さんが8月15日に絵本「じっとみるの」(岩崎書店、税込1750円)を刊行したのを記念して原画展を開く。
「じっとみるの」は「ビー玉、ゼリー、つぼみのなか、入ってみたらどんなだろう?ページをめくるたびに、光と色があふれる世界が広が」るとしている。
たちばなはるかさんは1972年神奈川県横浜市生まれ、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科を卒業、フリーでイラストレーター、絵本・童話作家として活動、仕事のかたわら絵本のワークショップ「あとさき塾」に参加し、「第1回Pinpoint Picture Books Competition(ピンポイント・ピクチャー・ブックス・コンペティション)」で入選した。2002年から2005年に「ラッシュ」とコラボして、オリジナルブランド「happalucca(ハッパルッカ)」でファッション雑貨を展開した。
絵本は2005年に「こどももちゃん」(偕成社)、2010年に「おしゃれなサリちゃん」(PHP研究所)、「はじまりのキス」(文は相川七瀬さん、主婦の友社)を刊行している。また、上野哲也さんの「ニライカナイの空で」(講談社)の挿絵、2013年にエレン・リチャードソ(Ellen Richardson)さんの「ビーチサンダルガールズ(1)つまさきに自由を」(中林晴美さん訳、フレーベル館)の挿絵、同じくエレン・リチャードソさんの「ビーチサンダルガールズ(2)パレオに旗をSOS」(中林晴美さん訳、フレーベル館)の挿絵を手がける。
長編童話としては、2016年に「銀杏堂(ぎんなんどう)」(偕成社)、2021年に「銀杏堂 スフィンクスのつめ」(偕成社)、2018年に「ボンぼうや はじめて見る世界」(PHP研究所)がある。児童出版美術家連盟会員。東海大学札幌キャンパス非常勤講師。
開場時間は9時から21時(最終日は19時)まで。