TOEI「法廷遊戯」大ヒットで永瀬廉、杉咲花ら御礼挨拶

【銀座新聞ニュース=2023年11月20日】大手映画配給会社で、国内映画業界第2位の東映(中央区銀座3-2-17、03-3535-4641)は11月24日に丸の内TOEI(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で「法廷遊戯」を先行上映する。

11月10日から一般公開されている「法廷遊戯」((C)五十嵐律人/講談社(C)2023「法廷遊戯」製作委員会)。

「法廷遊戯」は11月10日に公開されて、映画予報によると、10日から12日の3日間の観客動員数が13万8009人、興行収入が1億9839万円で3位にランクされた。

この大ヒットを記念して、24日16時10分の回上映終了後に、監督の深川栄洋(よしひろ)さんをはじめ、弁護士をめざしてロースクールに通う主人公の「セイギ/久我清義(きよよし)」役のアイドルグループ「King & Prince(キングアンドプリンス)」の永瀬廉(れん)さん、同級生の「織本美鈴」役の杉咲花さん、同級生で模擬裁判を司る「結城馨」役の北村匠海さんが舞台に登場して、大ヒットの御礼あいさつをする。

「法廷遊戯」は弁護士で、現在「ベリーベスト法律事務所」に所属している五十嵐律人(りつと、ペンネーム)さんが2020年に講談社の文芸雑誌「メフィスト」の公募文学新人賞に応募し(その時点でのタイトルは「無辜の神様」)、第62回メフィスト賞を受賞し、7月15日に「法廷遊戯」と改題されて単行本化された同名の小説が原作で(2023年10月に文庫化)、法科大学院を舞台に学生らの模擬裁判を描いている。2020年に「ミステリが読みたい!」で国内編3位で新人賞、「週刊文春」ミステリーベスト10で国内部門4位、本格ミステリ・ベスト10で国内ランキング9位にランクされた。

深川栄洋さんが監督、松田沙也さんが脚本を手がけて、2021年に「弱虫ペダル」で第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した「King & Prince」の永瀬廉さんが主人公を演じ、主題歌も「King & Prince」が歌唱している。

物語は弁護士をめざしてロースクールに通うセイギこと久我清義と、同じ学校で法律を学ぶ幼なじみの織本美鈴、2人の同級生でロースクールの学生たちが行う「無辜(むこ)ゲーム」と呼ばれる模擬裁判を司る天才・結城馨が共に勉強漬けの毎日を送っているところからはじまる。

無事に司法試験に合格し、弁護士となった清義のもとに、ある時、馨から無辜ゲームをやろうという誘いがくる。しかし、呼び出された場所へ行くとそこには血の付いたナイフをもった美鈴と、すでに息絶えた馨の姿があった。この事件をきっかけに、3人をめぐる過去と真実が浮かびあがり、事態は二転三転していく。

ウイキペディアによると、深川栄洋さんは1976年千葉県生まれ、1997年に専門学校東京ビジュアルアーツ映像学科映画演出専攻を卒業、在学中から自主映画を制作し、1999年に卒業制作の16ミリ短編映画「全力ボンバイエ!」が第2回京都国際学生映画祭で入選、第2回水戸短編映像祭水戸市長賞などを受賞した。また、1999年の短編コメディ「全力ボンバイエ!」が第2回水戸短編映像祭水戸市長賞などを受賞、1999年の「ジャイアントナキムシ」と2000年の「自転車とハイヒール」でPFFアワードに2年連続で入選した。

2004年のオムニバス映画「Movie Box-ing ムービーボクシング」の1編「自転少年」で商業監督としてデビューし、2005年に「狼少女」で長編映画を初監督、2009年に「60歳のラブレター」でメジャーデビューした。2011年に「神様のカルテ」、2014年に「神様のカルテ2」を監督し、その後も2014年に「トワイライト ささらさや」、2017年の「サクラダリセット」2部作、同年の「いつまた、君と 何日君再来」、2019年に「そらのレストラン」、2020年に「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE(ブラック・ライフ)」などを監督する。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を受付中で、21日11時締め切り。22日10時から一般発売する。料金は全席指定で2200円均一。