大丸松坂屋画廊で諫山宝樹展、古来の題材から着想

【銀座新聞ニュース=2024年2月22日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は2月22日から28日まで諫山宝樹さんによる「筆の向く先」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で2月22日から28日まで開かれる諫山宝樹さんの「筆の向く先」のフライヤー(作品は「祇王図」)。

2024年1月からNHK大河ドラマ「光る君へ」の衣装デザインと絵画指導を担当している日本画の女流画家、諫山宝樹(いさやま・たまじゅ)さんが「筆の向く先」と題して個展を開く。

諫山宝樹さんは「日本古来の題材より着想し、東洋・日本で育まれた ”描線の美しさ” に重心を置きつつ制作」し、「唐子たちはクスッと笑顔になるような、女性像は息遣いを大切に」している。そうして制作した作品を展示する。

諫山宝樹さんは大阪府生まれ、2003年に京都市立芸術大学日本画専攻を卒業、2005年に同大学大学院保存修復専攻を修了、大学院在学中より東映京都撮影所にて時代劇の襖絵などの制作に携わり、2014年に日本図案家協会主催の日図展で京都市琳派賞を受賞、2015年に独立、2017年に椿大神社に「天鈿女命図(掛軸)」を奉納、2018年に清水寺大日堂に「唐子列図(板絵)」を奉納、宗鏡寺(沢庵寺)庫裏に「大根戯画(襖絵)」を奉納、貴船神社に「龍図(色紙用図案原画)」を奉納している。

2019年にNHKの連続テレビ小説「スカーレット」の絵付、日本画を指導、2021年に八坂神社に「新年干支大絵馬」を奉納(2022年にも奉納)、正寿院本堂に襖絵21面を奉納、金峯山寺に「蔵王権現蔵(紺紙金泥)」を奉納している。2024年1月からおよそ1年間続く、NHK大河ドラマ「光る君へ」の衣装デザインと絵画指導を担当している。

23日13時から20時30分、24日、25日の10時30分から20時30分まで諫山宝樹さんが来場する予定。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。入場は無料。26日は休館日。