コンビニ7社4月売上高0.5%増も客単価3カ月ぶり減、店舗減23カ月

【銀座新聞ニュース=2024年5月21日】日本フランチャイズチェーン協会(港区虎ノ門3-6-2、第2秋山ビル、03-5777-8701)は5月20日、コンビニ7社の4月の統計調査(既存店ベース)を発表した。

不二家は6月4日に季節感のあるデザートをチョコで表現した「デザートルック」シリーズ(チョコ菓子)より、北海道産メロンを使用したメロンクラッシュゼリーとメロンホイップが入った大粒ミルクチョコの「メロンフラッペ」(6個入り、オープンプライス)と北海道産生クリームを使用したバニラホイップ、コーヒーゼリー、エスプレッソ風味のソースが入った大粒ビターチョコ「コーヒーゼリーサンデー」(同)を発売する。一般のスーパーなどでは41g、コンビニ向けでは28gの小袋タイプ(4個入り、同)を発売する。

同統計調査はセイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン・デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソンのコンビニ7社の動向をまとめている。

コンビニ7社の4月の売上高は前年同月比0.5%増の9375億3100万円と5カ月連続のプラスとなった。4月は花見やゴールデンウィーク(GW)前半の行楽需要によりおにぎり、アイスクリーム、ソフトドリンクが好調だったことに加え、カウンター商材、パン、デザートなど好調に推移した。平均客単価は3カ月ぶりのマイナスだった。

商品別では全体の35.6%を占める「日配食品」が同0.5%増と26カ月続けてプラス、27.5%を占める「加工食品」が同3.6%増と24カ月続けてプラス、32.0%を占める「非食品」が同0.5%増と2カ月ぶりにプラス、4.9%を占める「サービス」が同13.9%減と4カ月続けて前年を下回った。

「日配食品」はコーヒーなどのカウンター商材、おにぎり、弁当などの米飯類、パン、調理パン、惣菜類、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナーなど)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズなど)、ちくわ類などの練物、ケーキなどの生菓子、サラダ、デザート類など。

「加工食品」は生菓子以外の菓子類、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、ビール、ワイ1ンなどのアルコール飲料、食塩、砂糖、味噌、しょう油などの調味料、コーヒー、お茶などの嗜好品、米穀、乾物、各種の缶・瓶類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品など。

「非食品」はたばこ、雑誌、新聞、衣料品、袋物類、文具類、乾電池、テープ、フィルム、電球・蛍光灯、燃料、サングラス、園芸用品、ゲームソフト、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙など。

株式会社おやつカンパニーはこのほど、「ブタメン」と「ベビースターラーメン丸」をコラボした「ブタメン丸(とんこつ味)」(59g、オープン価格、想定は税込157円前後)をコンビニなどで発売した。コバラ満たしにちょうどいいサイズの「ブタメン」と、つまみやすく食べやすいビッツ状のラーメンスナック菓子「ベビースターラーメン丸」を合わせた「ブタメン丸」はお湯も、待つ時間時間も不要というもの。

「サービス」はPOSAカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、ギフト券、各種チケット、宝くじ、D.P.E、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券、クリーニングなど。ただし、電力料金などの公共料金などの扱いは含まない。

店舗数は同0.2%減の5万5647店と23カ月続けて前年実績を下回った(2024年3月5万5620店、2月5万5657店、1月5万5657店、2023年12月5万5713店、11月5万5771店、10月5万5746店、9月5万5790店、8月5万5810店、7月5万5772店、6月5万5742店、5月5万5724店、4月5万5759店、3月5万5739店、2月5万5852店、1月5万5787店)。

2022年12月5万5838店、11月5万5825店、10月5万5830店、9月5万5872店、8月5万5926店、7月5万5914店、6月5万5887店、5月5万5904店、4月5万5922店、3月5万5912店、2月5万5931店、1月5万5956店、2021年12月5万5950店、11月5万5928店、10月5万5938店、9月5万5949店、8月5万5940店、7月5万5931店、6月5万5890店、5月5万5889店、4月5万5868店、3月5万5828店、2月5万5897店、1月5万5911店)。

また、前月比では4月は3月を上回った。

来店客数は0.9%増の12億8015万人と2カ月ぶりにプラスだった。客単価は同0.4%減の716.7円と3カ月ぶりに前年を下回っている。