丸善丸の内で布川愛子「なつのおそろい」原画展

【銀座新聞ニュース=2024年7月12日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は7月12日から8月9日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで布川愛子さんによる「なつのおそろいをつくりに」原画展を開く。

丸善・丸の内本店で7月12日から8月9日まで開かれる布川愛子さんが絵を手がけた「なつのおそろいをつくりに」原画展に出品される表紙。

イラストレーターで、紙ものなどを扱うブランド「ai」のデザイナーの布川(ふかわ)愛子さんが5月27日に「おようふく」シリーズ第4弾で、イラストを手がけた「なつのおそろいをつくりに」(文章は石井睦美さん、ブロンズ新社、税込1430円)を刊行したのを記念して、原画展を開く。

「なつのおそろいをつくりに」は2018年12月に「おようふく」シリーズの第1弾「はるのワンピースをつくりに」、2019年9月に第2弾「あきのセーターをつくりに」、2022年10月に第3弾「ふゆのコートをつくりに」に続く第4弾となる絵本で、文章は石井睦美さんがてがけ、イラストを布川愛子さんが担当している。

今回の絵本はさきちゃんとすりちゃんのふたりでおそろいの服をつくるという話で、なつのあさ、せみのなきごえで目をさましたさきちゃん。「あーそーぼー」と、すりちゃんがやってきました。あさがおで色水をつくったり、ひまわりばたけでおいかけっこをして、たっぷりあそんださきちゃんとすりちゃんが木かげでやすんでいると、おばあちゃんからしましまの布が届きました。さきちゃんはいいことを思いつき、ふたりでしたてやのミコさんのお店にむかいます、と話を展開している。

布川愛子さんは2005年に東京藝術大学美術学部デザイン科を卒業、広告、書籍装画、ステーショナリー、雑誌、絵本などを中心に活動している。2017年に絵を担当した「さんびきのくま」(フレーベル館)、2018年に絵を担当した「はるのワンピースをつくりに」(ブロンズ新社)を刊行し、2020年5月に文と絵を手掛けた「ひみつがあります」(白泉社)を刊行し、2019年に翻訳本の絵を手掛けた「ちいさなはなよめぎょうれつ」(偕成社)などがある。

開場時間は9時から21時(最終日は19時)まで。