日本橋三越で英国展、陶器からスイーツ、紅茶、版画等、実演も

【銀座新聞ニュース=2024年8月27日】国内最大手の百貨店グループ、三越伊勢丹ホールディングス(新宿区新宿5-16-10)傘下の三越伊勢丹(新宿区新宿3-14-1)が運営する日本橋三越(中央区日本橋室町1-4-1、03-3241-3311)は8月28日から9月9日まで本館7階催物会場で「英国展2024」を開く。

日本橋三越で8月28日から9月9日まで開かれる「英国展2024」のフライヤー。

駐日英国大使館が後援している英国展で、会場では、英国菓子が楽しめる小さなティールームが大集結し、スコーンや「スコーンブームの次に来るのはこれ!」とバイヤーが推すウェルシュケーキやファッジなどの英国菓子をはじめ、パブフードなど「英国の食」を紹介する。また、職人技や手仕事に見られる「英国クラシック」も販売する。

28日(27日からの開催だが、27日は「エムアイカードプラス」会員の特別招待日で一般客は入場できない)から9月2日までの6日間は「パート1」、4日から9日までの6日間は「パート2」で、全体を通して出店する商品と、パート別に入れ替わる商品がある。

会期全体で「バーレイ」が「エングレーバーズシリーズ」(1人2点)として、代表的な柄であるアジアティックフェザンツ、キャリコ、ウィローなどをパッチワーク風にデザインしてあり、マグ(6380円、色はピンクとペールブルー)とプレート(22センチ、5280円、同)を販売する。

紅茶のカップなど「キャリコキャットシリーズ ブルー」と「ブルーキャリコ」を販売する。ネコの陰影がキャリコ柄でデザインされたシリーズで、「キャリコキャットシリーズ ブルー」はプレート(17.5センチで4180円)、フルーツプレート(3080円)、シリアルボウル(4180円)がある。「ブルーキャリコ」はティーポットS(1万7600円)、カップ&ソーサー(8250円)がある。ほかにプレート、シュガーボウルなどの「ブロッサムキャリコシリーズ」も紹介される。

「KATY’S HAYAMA(ケイティーズ ハヤマ)」からは陶芸アーティストのポール・カーデューさんが紅茶のリントンズのためにデザインした「カーデューティーポット」としてモーリス(4万1800円)、モンティーバスケット(4万4000円)、ティーマーチャント(6万2700円、各1点限り、いずれも中古品)が出品される。

「デンビー」がオーブン、電子レンジ、食洗機、フリーザーが使用できる耐熱性や割れにくい、というマグ(3850円)を販売する。「UKストアルーム」が「イエロー&パープルフローラルパターンティートリオ」(4万4000円、2セット、中古品)を出品する。

「UKストアルーム」は陶器デザイナーのスージー・クーパー(Susan Vera Cooper、1902-1995)をブランドにし、イエロー&パープルフローラルパターンティートリオ(4万4000円、2セット限り、中古品)を出品する。

また、29日10時から18時まで、日本でスージー・クーパーを研究している飯塚恭子さんが来場する。

「ローズコテージ」はイパーン(花器、14万3000円、1点限り、中古品)、ティーポット(8万8000円、1点限り、中古品)を販売する。

「エムズ・コレクション」は熊の「ビソンベアーズ」ブランドのカーター(モヘヤ、ガラス、47万3000円、1点限り)を販売する。27日から9月2日まで10時から18時まで、ベアアーティストのゲイル・ソーントンさんが来日して実演する。

インテリア&雑貨ブランドのデザイナー、エマ・ボールさんが運営する「エマ ボール」が「ロンドンスケッチ」という名称で水彩画デザインのポットスタンド(2750円)、ミニチョッピングボード(2750円)、スモールトレイ(1980円)、ティータオル(2420円)、エプロン(4950円)を販売する。デザイナーのエマ・ボールさんが9月4日から9日の10時から18時まで来場し、ライブペインティングを開く。

「オランジェリーコレクション」は版画のファーバー「花園 JUNE」(1734年、17万500円)を販売する。木製のフレーム付。また、7日14時から14時30分まで、大根恒子さんが「『花の肖像画』ボタニカルアートで知る英国」についてトークショーを開く。

その他、会期全体で出品するのは、佐倉マナーハウス、ジュリア・ガッシュ、シークレットフロムヒドゥントレジャー、ケンブリッジサッチェル、ブロンテバイムーン、ツインクイーンズ、英国雑貨トゥーシェ、アニーズアンティークスなど。

PART1では、「ギャラリー・セントアイヴス」がジョシー・ウォルター スリップウェアプレート(1万3200円、3点あり各1点限り)を販売する。ダービーシャーで制作するスリップウェア作家のジョシー・ウォルターさんの作品は、スリップと呼ばれる泥漿(でいしょう)で描いた動植物の絵柄とスリップウェア特有の低火度焼成による温かさや、ダービーシャーの空気感や作り手が暮らす時間の流れが感じられる柔らかみが特徴としている。

「スポード」は、1950年にイングランドサザンプトン生まれ、インテリアデザイナーで世界に10カ所以上の自らのデザインしたデザイナーホテルの創業者でオーナーでもあるジュディス・キット・ケンプさんがデザインした「キットケンプ」ブランドのマグカップ(5500円)、ティーフォーワン (1万7600円)、サンドイッチトレイ(1万4300円)を出品する。

「エインズレイ」はチューリップに蝶々がとまったデザインで、1931年に制作されたバタフライ ティーカップ&ソーサー(各2万2000円)を販売する。

「メリーソート」はロイヤルベアセット(15万1円、5セット限り)、クイーンエリザベスⅡ(1926-2022)ベアとキング・チャールズのセットで、エリザベス女王追悼ベア。世界限定1926体で、左足裏には女王の生涯を表す年号と「EⅡR」の紋章の刺繍入り。左胸には王室の行事で愛用された「プリンス・アルバート・ブローチ」のレプリカが付属されている。

チャールズⅢ世の国王の戴冠式記念ベアは頭上に輝く王冠は「インペリアル・ステート・クラウン(大英帝国王冠)」。マントの中央に「CⅢR」の紋章と王冠の刺繍入り。左足裏には戴冠式の日付と王冠の刺繍入り。世界限定2023体。ともにシリアルナンバー入り証明書付で、ゴールドカラーのボックス入り。

また、「メリーソート」はパディントンベア(8万5800円、30点限り)を販売する。パディントンの原画に近い、クラッシックタイプのパディントンベアで、グレーの筒箱に入り、シリアルナンバーが入った鑑定書付。

1973年に設立された「ハンテル」からはハンテルヴィクトリアンミニチュアが提供される。オールドキングコール(1万3200円)と王座・脚載せ台(2万2000円)で、マザーグースの「コール王」の主人公をモチーフにしている。

絵本の「ピーターラビットのおはなし」シリーズから生まれた「ピーターラビット」からはウサギのフィギュア(3190円)、ペーパータオル(1540円、紙)、ウサギのぬいぐるみ各種(各2200円)、ショルダーバッグ(9900円)。「マークスガーデンアート」からはポットバディーズ(ハンガー)のピーターラビットお座り、ピーターの妹フロプシー(各5940円)

1日14時から14時30分までマークスガーデンアートのマーク・チャップマンさんが「『遊び心ある』イングリッシュガーデン」と題してデモンストレーションをする。

「ロウナーロンドン」からはTRAVIATA(トラヴィアータ、椿姫)バッグ(49万5000円)を販売する。エリザベス2世に特別に愛された「椿姫」と名づけられたケリースタイルハンドバッグで、職人が厳選したカーフレザーが使われている。フロントにはロゴが華やかに飾られ、中はやわらかい手触りのスウェード、調整・取り外し可能なショルダーストラップ付きで、ボディ同色の手鏡が付属している。

このほか、PART1では、ミサハラダ、サンセリフ、みなとのてんらんかい、ヴィクトリアンジェットなどが出品する。

PART2には、「エマ・ブリッジウォーター」がブラックトーストマグ(5280円)、ブラックトーストプレート(大、5500円)、ブラックトーストプレート(中、4620円)を出品する。

「ジュビリー」がウィリアムモリスのデザインを使用した、軽さが特徴のバンブープレート(4枚セットで4730円)を販売する。「スキッピティホップ」からは作家のキム・シンクレアさんが、バランスを考えて制作した自立するドール、アニマルドール各種(各1万9800円、各1点限り)を出品する。

「ベンデューラロンドン」からはシェークスピア劇場「空騒ぎ」のグラブバッグ(4万9500円、2点限り)を販売する。シェークスピア劇場デザインシリーズの新作で、「空騒ぎ」がライラックカラーで登場し、バッグのフロントの扉を開くと役に扮したカップルのネコがお出迎えする。アップリケや刺繍が施された立体的なバッグで、付属のストラップで、ショルダーバッグとしても使える。

「ルーシー・ラブハート」からは版画のRiverside Rainbow(リバーサイドレインボー、9万9000円、1点限り、エディションナンバー付)で、ルーシー・ホルトさんが英国のとある駅に現れたピンクの虹の風景を描いている。ラメを使用し、手作業で装飾したキラキラと夢のある作品としている。

「エディンバラナチュラルスキンケア」からは固形ハンドクリームバー(各3850円)で、体温で溶かして使う新感覚の固形ハンドクリームバーとしている。べたつきにくく、皮膚の水分油分を補い、保ち、保護してくれる。香りはブランド独自のアロマブレンドで全7種類。

他に、ロンドンポタリー、エリービューモント、ストリートロンドン、リィラ、サリータッセル、ランラビットランヴィンテージ、MLPショップ、銀座アンティークアイなども出品する。、

イートインは27日から30日まで「レイジーデイジーベーカリー」が「アフタヌーンスイーツセット」(税込2970円、各日30セット限り)を提供する。ヴィクトリアスポンジを本展のために現代風にアレンジし、ブランデーで仕上げたクルミのブラウニーとミルキーなアイスクリーム、クランブルが楽しいひと皿という。

PART1では、ラッフルズホテルが2023年にロンドンにオープンした「ラッフルズ ロンドン アット ザ OWO」の総料理長が来場して、焼き立てのラッフルズのスコーン、プレーン、クロッカンチョコレート、キャラメルピーカンナッツ、アールグレイオレンジ(1個各378円)を味わえる。

「ベイクストーンズ」の「ウェルシュケーキ」はトラディショナル(378円)、プレーン (346円)、ミルクチョコレート(378円、各日300点)、ホワイトチョコレート(378円、各日300点)と4種類ある。

8月31日から9月2日まで「OHISAMA(おひさま)」が薪窯で焼いた自家製酵母の食パンで作る「サマープディング」(648円、50点限り)を販売する。

「Cha Tea 紅茶教室」はラズベリーのヴィクトリアサンドウィッチケーキ(605円、各日40点)を販売する。スポンジ生地を2枚焼き、バタークリームと自家製のラズベリージャムをサンドしてある。

1964年に英国パドストゥで誕生したブランド「バターミルク」がホワイトチョコクリームティーファッジ(100グラムあたり1188円)を販売する。クロテッドクリームを連想させるコクのあるファッジをホワイトチョコでコーティングしてある。「バターミルク」はPART1、PART2を通して出店するが、ホワイトチョコクリームティーファッジはPART1のみとなる。

「QUEST(クエスト)」はフローズンレモンティー(660円)を販売する。英国で200年続くティーハウス「ファラーズ」のエリザベスブレンドにレモンを香らせ、フローズンドリンクにレモンのマーマレードを乗せたドリンク。

PART2では、フードコートで2007年に創設された「カメリアズ ティーハウス ロンドン」の「ブレンド純紅茶」(3種、各1杯499円)と「フレーバードティー」(7種、同)、また、「2024-2025スペシャルブレンド」(548円、各日30杯限り)を提供する。

「ライアン・スメドレー」がクロテッドクリームとバターを使用した「コーニッシュスコーン」のプレーン、いちじくクルミ、アールグレイポピーシードレモン、チョコアップル(1個各378円)を販売する。

ウェールズの「ローグウェルシュケーキ」と代々木上原にある英国菓子&アイシングクッキー教室の「ロージー」がコラボして、「ウェルシュケーキ」のトラディショナル(346円)、ヴィクトリアスポンジ(486円、各日100点)、アールグレイ&ホワイトチョコレート(346円)を販売する。

9月7日から9日は「TEAVRIL(テヴリル)」がキャロットケーキ(630円、各日30点)を販売する。にんじんの甘み、シナモンの効いた生地に、チーズクリームの酸味が合い、クリームで絞ったバラと、マジパンのにんじんをトッピングしある。

9月7日から9日は「EMU Bakehouse(エムベイクハウス)」のヴィクトリアケーキ(756円)を販売する。バターの風味ときび砂糖の生地に、滑らかなバタークリームと自家製ベリージャムをはさんでいる。

「ザ・デヴォン・ファッジ・カンパニー」はバリスタコーヒー、サルコム・ジン、ダブルチョコレート(100グラムあたり各1242円)を提供する。全行程手作業で仕上げられたファッジで、英国南西部デヴォンの名産品、クロテッドクリームがすべてのフレーバーに用いられている。

「プリムローズ」は英国のピムス風キューカンバーティーソーダ(715円)を販売する。英国の「ピムス」カクテルをイメージした「食べる」ティーソーダで、キュウリのすりおろし、ミントやオレンジ、アールグレイティーの風味が爽やかという。

ほかにもイベントがあり、HP(https://www.mistore.jp/store/nihombashi/shops/living/living_stationery/shopnews_list/shopnews0342116.html)で確認を。

営業時間は10時から19時(最終日は18時)。3日は休み。