下鴨茶寮が松屋銀座に惣菜、弁当等の新店舗、イートインも

【銀座新聞ニュース=2024年8月30日】1856(安政3)年創業の京懐石の料亭、下鴨茶寮(京都府京都市左京区下鴨宮河町62、075-701-5185)は8月31日に松屋銀座店(中央区銀座3-6-1)地下1階に惣菜、弁当、贈答品の販売とイートインコーナーを設けた店舗(080-4925-7308)をオープンする。


下鴨茶寮が8月31日に松屋銀座店地下1階にオープンする店舗(イメージ図)。惣菜、弁当、贈答品の販売とイートインコーナーがある。

下鴨茶寮が素材にこだわり、下鴨茶寮総料理長の本山直隆(なおたか)さんが監修する豊な味わいと旨みが引き立つ万能出汁パック「料亭のお出汁」(10包入り、税込1080円)を新発売するのを機に、松屋銀座店をオープンし、最新の冷凍技術の導入により京都で調理された惣菜や弁当を販売し、イートインコーナー(カウンター5席)では「料亭のお出汁」を使った本山直隆さんが監修する食事を提供する。

下鴨茶寮は1856年創業で、1959年5月に法人化し、2000年に5代目女将に就任した佐治八重子さん(1929年京都府生まれ)が後継難に悩んでいる中で、2012年3月に脚本家で放送作家、「株式会社オレンジ・アンド・パートナーズ兼N35inc」の代表取締役社長の小山薫堂さん(1964年生まれ)に経営権を譲り、同年9月に小山薫堂さんが社長に就任した。

下鴨茶寮は長年、西武池袋本店地下1階の西武食品館に出店し、銀座には「下鴨茶寮銀座店東のはなれ」(中央区銀座5-2-1、東急ラザ銀座、予約・050-1809-0282、問い合わせ・070-5345-5761)と「下鴨茶寮銀座店のまえ」(同、03-6264-5264)を運営、2024年4月17日には東急プラザ原宿「ハラカド」4階(渋谷区神宮前6-31-21)に、コーヒーショップを運営する「私立珈琲小学校」(墨田区錦糸4-9-9、宮本マンション)と業務提携し、「ハラカドカフェ」をオープンしている。

しかし、西武池袋店は2024年7月28日をもって閉店し、これに代わって、新たに運営するのが松屋銀座店で、京都で調理された惣菜や弁当を販売するだけでなく、、イートインコーナーで「料亭のお出汁」を使った下鴨茶寮のメニューを提供する。

本山直隆さんは1981年佐賀県生まれ、東京で日本料理の修業を重ね、2016年3月に「銀座 下鴨茶寮 東のはなれ」料理長、2017年6月に「下鴨茶寮」総料理長に就任している。

営業時間は11時から20時。