【銀座新聞ニュース=2024年9月7日】中堅の映画配給会社、ナカチカピクチャーズ(中央区日本橋堀留町2-9-2、03-3663-3734)は9月10日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「劇場版 アナウンサーたちの戦争」に出演している橋本愛さん、原元美紀さんによる舞台あいさつを開く。
10日19時の回上映前に、新人女性アナウンサーで、後に伝説のアナウンサー、和田信賢の妻となる「和田(旧姓大島)美枝子」役と映画の語りを担当した橋本愛さん、元中部日本放送(CBC)のアナウンサーの原元美紀(はらもと・みき)さんが舞台に登場してあいさつする。
ウイキペディアによると、「劇場版 アナウンサーたちの戦争」は2023年8月14日にNHK総合の「NHKスペシャル」枠にて放送されたテレビドラマで、大東亜戦争時のNHKアナウンサーたちの活動を、事実を元にドラマ化し、このドラマの演出を手がけた一木正恵さんが劇場版の監督を務め、テレビドラマの脚本を担当した倉光泰子さんが劇場版の脚本も書いている。
第2次世界大戦(大東亜戦争)では、武器を持って戦う前線の戦士たちを後方支援するもうひとつの戦いがあった。ラジオ放送による「電波戦」で、ナチスドイツが行うプロパガンダを手本に「声の力」で戦意高揚や国威発揚を図り、時には虚偽の情報を発信して敵を攪乱させる。行うのは、NHKの前身である社団法人「日本放送協会」とそのアナウンサーたちで、戦時中の彼らの活動を、取材して得られた事実を元にドラマ化し、放送と戦争の関わりを描いている。
物語は戦争中、アナウンサーたちは声の力で戦意高揚を図り、偽情報で敵を混乱させた。1941年12月8日、天才アナウンサーと呼ばれた和田信賢(森田剛さん)と若手アナウンサーの館野守男(高良健吾さん)は、ラジオで開戦の第一報を伝えて国民を熱狂させるところからはじまる。
その後も2人は緒戦の勝利を力強く伝え続け、国民の戦意を高揚させていく。同僚アナウンサーたちは南方占領地に開設された放送局に次々と赴任して現地の日本化を進め、和田信賢の恩人である米良忠麿(安田顕さん)も前線のマニラ放送局に派遣される。
一方、新人女性アナウンサーの大島実枝子は、雄々しい放送を求める軍や情報局の圧力により活躍の場を奪われてしまう。やがて戦況が悪化するなか、大本営発表を疑問視するようになった和田信賢と「国家の宣伝者」を自認する館野守男は激しく衝突する。
チケットは8日0時からパソコン、スマホでネット販売し、8日劇場窓口でもオープン時から販売する。料金は一般2000円、大学生1500円、3歳以上高校生、障がい者1000円、シニア1300円。