ヴァニラで楔ケリ「メメントスカーレット」展、イラスト等160点

【銀座新聞ニュース=2024年9月20日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は9月21日から10月14日まで楔ケリさんによる個展「メメントスカーレット-archive」を開く。

ヴァニラ画廊で9月21日から10月14日まで開かれる楔ケリさんの個展「メメントスカーレット-archive(アーカイブ)」のフライヤー。

ボーイズラブ(BL)のマンガ家の楔(くさび)ケリさんが「メメントスカーレット」(竹書房)のコミックスを2019年に刊行し、続編の「メメントスカーレット-ripe(ライプ)」(竹書房)を2023年11月に刊行し、2020年3月にはCD版(2枚組)を発売しており、今回は、現在も連載が続いている「メメントスカーレット」の描き下ろしイラストをはじめ、カラーイラストやモノクロ原稿などおよそ160点の作品を展示する。また、展覧会オリジナルグッズ、複製原画の販売、展覧会限定のフォトスポットも登場する予定。

ヴァニラ画廊によると、「メメントスカーレット」は違法薬物のMAZE(メイズ)中毒者による殺人事件を追うため、刑事部捜査一課特務室でバディを組まされることになった狩野尾鉄雄と周カイリによるハードボイルドでモードなストーリー&ディープエロティックな描写で描かれた重厚な作品という。現在も竹書房のBLデジタルコミック誌「Qpa(クパ)」にて連載している。

楔ケリさんは略歴を公表していない。2016年10月に「狂い鳴くのは僕の番」(竹書房)でデビューし、2017年4月に「制服をまとえば、うまく嘘がつけたのに。」(道玄坂書房)、同年11月に「狂い鳴くのは僕の番;β1」(竹書房)、2018年5月に「グッバイ・ハーレキン」(一迅社)、2019年2月に「狂い鳴くのは僕の番;β2」(竹書房)、同年4月に「メメントスカーレット」(竹書房)、2020年11月に「狂い鳴くのは僕の番;β3」(竹書房)、2021年5月に「パパセクスキャラメリゼ」(新書館)、2023年4月に「狂い鳴くのは僕の番;Re1」(竹書房)、同年11月に「メメントスカーレット-ripe」(竹書房)などを刊行している。

開場時間は12時から19時(土・日曜日、祝日、最終日17時)まで。入場料は事前のオンラインチケットで800円(時間指定制)、当日券は1000円。ただし、当日券は空きがある場合のみ。また、オリジナルグッズや複製原画などの購入については「注意事項」(https://www.vanilla-gallery.com/archives/2024/20240921ab_attention.html)を参照。