丸善日本橋で黒田啓志、上島かな子、高橋健樹ら「手工芸品」展

【銀座新聞ニュース=2024年10月1日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は10月2日から8日まで3階特設会場で「手工芸のある暮らし 秋展」を開く。

丸善・日本橋店で10月2日から8日まで開かれる「手工芸のある暮らし 秋展」のフライヤー。上段の左が「たがや」、右が「家風」、下段の左が「雪ガラス」、右が上島かな子さん。

毎年、春と秋の年2回開いている「手工芸のある暮らし展」で、今回の秋展では金属や木などの素材で家具を作る工房「家風」(神奈川県相模原市緑区牧野5790-1)を主宰する黒田啓志(けいし)さん、陶作家で工房「調麓窯(ちょうろくがま)」(八王子市上恩方町4344)を主宰する上島(かみしま)かな子さん、主に銅や真鍮の板を切り折りして生き物の置物やアクセサリーを制作している「たがや」を主宰する金属造形作家の高橋健樹さん、ステンドグラスの「雪ガラス」(神奈川県相模原市緑区青山3442)を主宰する長野深雪さんが、暮らしを彩る品々を展示販売する。

「家風」の黒田啓志さんは1970年生まれ、1998年から造形作家、家具作家として個展や美術展に参加し、2005年に工房「家風」を設立、金属や木などを使って毎日の生活に「あったら便利」な家具を制作している。

上島かな子さんは東京都八王子市生まれ、大学で建築デザインを専攻、卒業後はインテリア関係の会社に就職、陶芸にひかれ、会社勤めをしながら陶芸教室に約5年通い、祖母の工房を受け継ぎ、2010年より作陶をはじめ、2020年に独立して陶芸作家として活動している。

高橋健樹さんは1974年生まれ、北海道東海大学芸術工学部デザイン学科を卒業、2012年に武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科を卒業、2012年に大学の卒業制作時に優秀賞、同年に理化学研究所(横浜)ラウンジにて展示会を開催、2017年に伝統工芸日本金工展で入選している。

長野深雪さんは武蔵野美術大学短期学部グラフィックデザイン専攻科を卒業、グラフィックデザイン、広告制作会社を経て独立し、2007年からステンドグラス作家として活動し、2011年までは毎年秋にアトリエ展を開いており、その後は百貨店などで展示会を開き、2012年にアトリエ兼住居をつくり、手づくりの暮らしを実践している。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は15時)まで。「雪ガラス」のペンダントライトは受注のみ。