【銀座新聞ニュース=2024年9月28日】大手映画配給会社で、国内映画業界第2位の東映(中央区銀座3-2-17、03-3535-4641)は10月3日に丸の内TOEI(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版」の前夜祭を開く。
また、5日に丸の内TOEIで「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版」の公開を記念して舞台挨拶を開く。
前夜祭は3日19時10分から上映し、終了後に監督の古賀豪さんをはじめ、脚本を手がけた吉野弘幸さん、キャラクターデザインを担当した谷田部透湖さんが舞台に登場してあいさつする。
公開記念は5日16時10分の回上映終了後と19時40分の回上映前に、監督の古賀豪さんをはじめ、声優で主人公の「鬼太郎の父(後の目玉おやじ)」役の関俊彦さん、もう一人の主人公で帝国血液銀行に勤めるサラリーマン「水木」役の木内秀信さんが舞台に登場してあいさつする。
ウイキペディアなどによると、「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」は2023年11月17日公開の東映アニメーション制作によるアニメ映画で、水木しげる(1922-2015)のマンガ「ゲゲゲの鬼太郎」を原作とする劇場用作品だ。水木しげる生誕100年記念作品で、当時は「PG12」(12歳未満の小学生以下には親または保護者の助言・指導が必要)に指定された。今回は、327カットをリテイクし、音も再ダビングし、リテイクカットの中には絵コンテで当初想定されていた恐怖演出を復活させたものも含まれ、映像と音をクオリティアップさせた、新たなバージョンでレーティングも「R15+」(15歳未満は鑑賞できない)になった。
物語は昭和31年(1956年)、日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族が支配する哭倉村(なぐらむら)に、帝国血液銀行に勤める水木は、龍賀一族の当主・時貞の死の弔いを建前に、ある密命を背負って村を訪れる。一方、後に鬼太郎の父となる男は、行方不明になった妻を捜すため村へやって来る。時貞の跡継ぎを巡って醜い争いが繰り広げられるなか、神社で一族の者が惨殺される事件が発生。それは、恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった。
古賀豪さんは福岡県生まれ、東映アニメーションに所属し、1997年から1999年にテレビビアニメ「夢のクレヨン王国」の演出助手、1999年に劇場版「遊☆戯☆王」で助監督、2000年に映画「おジャ魔女どれみ♯(しゃーぷっ)」で助監督、2001年に「ONE PIECE ねじまき島の冒険」で助監督を務め、2002年に「キン肉マンⅡ世(第1期)」で演出を担当し、2008年に「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」で監督を手がけた。
チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を受付中で、30日11時締め切り。1日10時から一般発売する。料金は全席指定で2200円均一。