ピカデリ「若き見知らぬ者」公開で磯村勇斗、福山翔大ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2024年10月3日】中堅の映画配給会社のクロックワークス(目黒区目黒3-9-1、目黒須田ビル、03-5725-3444)は10月12日に丸の内ピカデリー(千代田区有楽町2-5-1、有楽町マリオン、050-6875-0075)で映画「若き見知らぬ者たち」の公開を記念して出演者らによる舞台あいさつを開く。

10月11日から一般公開される映画「若き見知らぬ者たち」((C)2024 The Young Strangers Film Partners)。

12日16時50分の回上映前に、監督の内山拓也さんをはじめ、主人公「風間彩人」役の磯村勇斗さん、その弟「風間荘平」役の福山翔大さんが舞台に登場してあいさつする。

「若き見知らぬ者たち」は内山拓也さんが日本、フランス、韓国、香港合作で手がけた商業長編デビュー作で、監督のほか、原案、脚本も手がけている。

物語は主人公の風間彩人が亡くなった父の借金を返済し、難病を患う母、麻美(霧島れいかさん)の介護をしながら、昼は工事現場、夜は両親が開いたカラオケバーで働いているところからはじまる。父の背を追って始めた総合格闘技の選手となった弟の壮平も、借金返済と介護を担いながら、練習に明け暮れる日々を送っている。

そんな息の詰まるような日常のなかでも、恋人の日向(岸井ゆきのさん)との小さな幸せを掴みたいという思いが、彩人のかすかな希望だった。しかし、彩人の親友の大和(染谷将太さん)の結婚を祝う幸せな宴会が開かれた夜、思いもよらない暴力によって、彼らのささやかな日常がもろくも奪われてしまう。

内山拓也さんは1992年新潟県生まれ、文化服装学院に入学後、学業と並行してスタイリスト活動を始め、その過程で映画の撮影現場に触れ、映画の道を志し、2016年に初監督した「ヴァニタス」がPFFアワード2016観客賞を受賞し、香港国際映画祭にも出品し、批評家連盟賞にノミネートされた。2020年に俳優の細川岳さんと共同で脚本を書いた「佐々木、イン、マイマイン」で劇場長編映画デビューした。

2020年度に新藤兼人賞や第42回ヨコハマ映画祭新人監督賞を受賞し、King Gnu「The hole(ホール)」、SixTONES「わたし」などのミュージックビデオ(MV)の演出や2021年に「余りある」、2022年に「LAYERS(レイヤーズ)」などの短編や広告映像を手がけ、「2021年ニッポンを変える100人」に選出される。今回の「若き見知らぬ者たち」は商業長編初監督作となる。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を受付中で、4日11時締め切り。5日10時から一般発売する。料金は全席指定で2200円均一。