丸善丸の内であべとしゆきと青江健二が「水彩画」展

【銀座新聞ニュース=2023年10月2日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は10月2日から8日まで4階ギャラリーで「あべとしゆき&青江健二ふたり展」を開く。

丸善・丸の内本店で10月2日から8日まで開かれる「あべとしゆき&青江健二ふたり展」のフライヤー。

透明感あふれるタッチで、美しい光を描く水彩画家のあべとしゆき(阿部智幸)さんと、光と影の織り成す景色を、「三原色(赤、黄、青)」のみで描く水彩画家の青江健二さんの2人が新作を中心に約50点の作品を展示する。

あべとしゆきさんと青江健二さんの2による「二人展」は2016年に京都ヒルゲートで、2018年に新宿京王プラザホテルで、2022年に大阪の阪神梅田本店で開いており、今回が4回目になる。

青江健二さんは白や黒の絵具は使わずに、作品の明るい部分は紙肌を生かし、暗い部分は赤、黄、青の3色を混色して色味のある黒色を使って表現している。「この3色があれば、どのような色も表現することができる」としている。また、「透明水彩画」については、三原色と水と紙というシンプルな組み合わせで、「表情豊かで奥深い色」で表現している。

あべとしゆきさんは1959年山形県酒田市生まれ、新聞社のデザイナー、美術教師を経て、2008年より水彩画の制作を中心に活動し、2010年に内藤秀因(1890-1987)記念水彩画展で大賞、2011年に日本水彩展で上野の森美術館賞、2012年に第2回日本透明水彩会展に出品(2013年第3回も出品)、同年にスペインの国際水彩画展に出品、2013年に八重洲ギャラリー、酒田市美術館などで個展を開いている。現在、日本美術家連盟会員、JWS日本透明水彩会会員。

青江健二さんは1957年徳島県生まれ、大阪芸術大学美術学科を卒業、中学校の教諭歴32年で、2013年より「青江水彩画塾」(奈良校と東京校)を主宰し、三原色水彩画家として活動、三原色水彩画講座をNHKカルチャー、朝日カルチャー、クラブツーリズム、ホルベインなどで開いている。また、スペイン、タイ、台湾、イタリア、ギリシャ、マレーシアの国際水彩画展に出品している。2018年に「アブラハシュ水彩画コンテスト2018」でAppreciation Award(アプリシエイション・アワード)を受賞、「マレーシア国際水彩ビエンナーレ2018」でElite Award(エリートアワード)を受賞している。現在、JWS日本透明水彩会会員。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)まで。