丸善丸の内できくちちき「くびがにゅーとのびました」原画展

【銀座新聞ニュース=2024年10月1日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は10月11日まで3階児童書売場壁面ギャラリーできくちちきさんによる「くびがにゅーとのびました」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で10月11日まで開かれているきくちちきさんの「くびがにゅーとのびました」原画展に出品されている絵本の表紙。

絵本作家のきくちちきさんが9月5日に長編絵本「くびがにゅーとのびました」(理論社、税込2750円)を刊行したのを記念して、原画展を開いている。

理論社によると、「くびがにゅーとのびました」はかめとぞうのはなしからはじまり、かめが「かめのうたができたんだ」というと、ぞうが「かめ、すごいな、きかせてよ」とこたえ、ぞうはわくわくし、毎日さんぽしたり、あそんだり。

なかよしは、かめとぞうだけではなく、ろば、がちょう、かえる、かたつむり、ばったなどとよろこんだり、おどろいたり、時にはこわい思いをしたりしながら、なにげない日々を元気にいろどる。ゆるやかなくりかえしのなかに、いのちへの讃歌がひびいてくる長編絵本としている。

きくちちきさんは1975年北海道生まれ、北海道の大学を卒業後、3年間、都内のデザイン系専門学校に通い、その後、兵庫県の印刷会社に勤務し、2年後に上京して、アルバイトなどを経て、2012年に「しろねこくろねこ」と「やまねこのおはなし」(文章はどいかやさん)で絵本デビューし、2013年に「しろねこくろねこ」がブラチスラバ世界絵本原画展(BIB)で金のりんご賞を受賞(2019年に「もみじのてがみ」で金牌)、2020年に「しろとくろ」で産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞している。

絵本作品に「ぼくだよぼくだよ」(2013年)、「ゆき」(2015年)、「パパのぼり」(2017年)、「とらのこ とらこ」(2018年)、「でんしゃ くるかな?」(2021年)、「おひさま わらった」(2021年)、「ろいろかえる」(2021年)、「ともだちのいろ」(2021年)、「さくらのふね」(2023年)、「ゆきのゆきちゃん」(2023年)、「あらしかみなり」(2024年)などがある。

開場時間は9時から21時(最終日は19時)まで。