【銀座新聞ニュース=2024年10月17日】書店やレンタル店、フランチャイズ事業などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(渋谷区南平台町16-17、渋谷ガーデンタワー)グループの銀座蔦屋書店(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3575-7755)は10月19日から11月6日までイベントスペース「GINZA ATRIUM」でJade Kimさんによる個展「夢幻の空間」を開く。
韓国・ソウルを拠点に活動するアーティスト、Jade Kim(ジェイド・キム)さんは、妻の幼少期をモチーフにした「MIN(ミン)」というキャラクターを絵画や彫刻で表現している。人間関係の調和を表す要素として色とりどりの花が描かれており、そこには「花を直感的に美しいと感じるように、自分の作品も鑑賞者にとって良い感情を引き出すものであってほしい」とするJade Kimさんの願いが込められているという。
今回は日本初の個展で、アニメなど日本をイメージしたモチーフが描かれた大型作品や、個展の開催を記念して制作した版画作品などを展示する。
JADE KIMさんは「昨今の現実は予測できず、それによって不安な感情が蔓延し、世間は明日を恐れている。私もそういう現実に直面していて、以前より不安を伴って考えることが多くなった」という。
このため、JADE KIMさんは「見る人たちに静的なこの空間の中で安息が見つかり、すべての瞬間が過ぎ去り、もっと明るい未来のためにみんな一緒に頑張って勝ち抜くことができることを願って」作品を描いている。
JADE KIMさんは1981年韓国生まれ、以前は展示会の企画や商品企画の仕事をしていたが、自分が本当に好きなもの、愛しているものを絵画や彫刻で表現しようと決意し、人に共感してもらえるものを物語で表現し、楽しみたいという思いからアーティスト活動をはじめたという。作品のモチーフとなる主人公の「MIN」は妻の幼少期を表しており、妻の性格や社会問題、彼女の好みを絵画や彫刻にしている。そのため絵画や彫刻には、彼女と交わした会話や彼女が好きだったものが描かれている。
2022年には中国・上海、香港などで個展を開き、2023年にはシンガポール、アメリカ・ニューヨーク、スペイン・マドリード、ドバイなどで、2924年も5月にニューヨークで個展を開いている。
開場時間は11時から20時(最終日は18時)。作品は会場で19日11時から販売する。