日比谷「シンゴジラ」白黒上映で、樋口真嗣監督が挨拶

【銀座新聞ニュース=2024年10月29日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は11月1日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京宝塚ビル、050-6868-5068)で「シン・ゴジラ:オルソ」の上映で監督の樋口真嗣さんによる舞台あいさつを開く。

11月1日から11日までゴジラ生誕70周年記念企画「ゴジラ・シアター」の一環として上映される「シン・ゴジラ」のモノクロ版「シン・ゴジラ:オルソ」((C)2016、2023TOHO CO.,LTD.)。

1日19時の回上映終了後に、監督の樋口真嗣さんとMCの笠井信輔さんが舞台に登場して対談する。

「シン・ゴジラ:オルソ」は2016年に公開された、庵野秀明さんが脚本・総監督、樋口真嗣さんが監督・特技監督を務めた特撮映画「シン・ゴジラ」をモノクロ版にしたもので、11月1日から11日までゴジラ生誕70周年記念企画「ゴジラ・シアター」の一環として「シン・ゴジラ:オルソ」をTOHOシネマズ日比谷など全国10カ所のTOHOシネマズで上映する。

映画.comによると、2023年10月27日に実施された第4回「『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』公開記念 山崎貴セレクション ゴジラ上映会」にて初上映されもので、同上映会のゲストとして登壇した庵野秀明さんが企画を提案し、樋口真嗣さんと准監督の尾上(おのうえ)克郎さんが監修を担当して仕上げた。

物語は、ある時、東京湾アクアトンネルで崩落事故が発生する。首相官邸で開かれた緊急会議では、地震や海底火山の噴火など事故原因をめぐって議論が紛糾した。そんな中、内閣官房副長官の矢口蘭堂(長谷川博己さん)は、海底に正体不明の巨大生物が生息し、それが事故の原因ではないかと推測するが。

樋口真嗣さんは1965年東京都新宿区生まれ、茨城県古河市育ち、茨城県立古河第三高校を卒業、1984年に「ゴジラ」で怪獣造形に携わり、1984年に庵野秀明さんらが設立した「ガイナックス」に参加し、「王立宇宙軍-オネアミスの翼」で助監督、1992年に村濱章司さんらと「ゴンゾ(GONZO)」を設立し、1995年に「ガメラ 大怪獣空中決戦」で特技監督を務め、日本アカデミー賞特別賞を受賞した。

2002年に「ミニモニ。THE(じゃ)ムービー お菓子な大冒険!」で映画監督デビュー、2007年に茨城県古河市の「古河大使」に就任している。2016年に「シン・ゴジラ」で監督と特技監督を務め、2017年に第40回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞、同作で総監督の庵野秀明さんとともに最優秀監督賞を受賞、第37回日本SF大賞特別賞を受賞した。2022年に「シン・ウルトラマン」を監督(画コンテ・撮影)を務めている。アニメ特撮アーカイブ機構副理事長。妻はスタジオジブリでハーモニー処理をしている高屋法子(のりこ)さん。現在は「オーバーロード」に所属している。

チケットはインターネットで10月30日0時から販売し、30日劇場オープン時から窓口で販売する。料金は一般1300円、学生割引500円。