蔦屋書店で内田望展、鉄や真鍮等で動物、植物を制作

【銀座新聞ニュース=2024年11月1日】書店やレンタル店、フランチャイズ事業などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(渋谷区南平台町16-17、渋谷ガーデンタワー)グループの銀座 蔦屋書店(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3575-7755)は11月2日から20日までアートスペース「FOAM CONTEMPORARY」で内田望さんによる個展「Living Things」を開く。

銀座 蔦屋書店で11月2日から20日まで開かれる内田望さんの個展「Living Things(リビング・シングズ)」に出品される「Echoes of Hope(エコーズ・オブ・ホープ)」(iron、brass、stainless steel、wood、etc 2024)。

鉄や真鍮などを素材に鍛金という工芸技法で、動物をモチーフにした作品を制作する内田望(のぞむ)さんは、人間が能力を補うために作り出したメガホンやボイラーといった科学技術的なモチーフと、生まれながらにその能力を持った生物の姿を融合させることで、生物が持つ特殊な能力を強調している。

今回は、動物だけでなく、植物へと制作の領域を広げ、“世界に共に住んでいる者たち”を表現した作品を展示する。画廊では「作品から感じられる温かさやある種の可愛らしさは、共存する者たちに対する内田望のまなざしそのもの」としている。

また、今回の個展を記念して制作される、25点限定の「エディション作品」の注文も受け付ける。

内田望さんは1987年神奈川県生まれ、2010年に多摩美術大学美術学部工芸学科金属専攻を卒業、2012年に同大学大学院美術研究科工芸学科金属専攻を修了、同年から個展を開き、同年に台湾・台北の「Young Art Taipei(ヤングアートタイペイ)」に出品し、2014年から2022年まで「Art Fair Tokyo(アートフェアトウキョウ)」に出品し、2018年から2024年まで香港の「Art Central Hong Kong(アートセントラル香港)」に出品している。

開場時間は11時から19時まで(最終日は18時)。入場は無料。月曜日は休み。「エディション作品」は2025年3月中に届けられる。