丸善丸の内でこみねゆら「もりのちいさなしたてやさん」原画展

【銀座新聞ニュース=2024年11月7日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は11月7日から12月12日まで3階児童書売り場壁面ギャラリーでこみねゆらさんによる「もりのちいさなしたてやさん」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で11月7日から12月12日まで開かれているこみねゆらさんの「もりのちいさなしたてやさん」原画展に出品される絵本の表紙。

絵本作家、イラストレーター、人形作家のこみねゆらさんが11月13日に創作絵本「もりのちいさなしたてやさん」(文溪堂、税込1650円)を刊行したのを記念して、原画展を開いている。

「もりのちいさなしたてやさん」は2017年12月に風濤社から刊行した作品で、今回、文溪堂から再刊行した。物語は、もりのしたてやさんは、こびとの三姉妹。人間のおひめさまのおたんじょうびパーティーの服を頼まれるが、人間の服は初めて。森の動物たちといっしょに、おひめさまが喜ぶ服を一生懸命考え、ついにできあがった服は・・・。

こみねゆらさんは1956年熊本県熊本市生まれ、東京藝術大学美術学部絵画科を卒業、同大学大学院を修了、1985年にフランス政府給費留学生としてフランスに留学し、エコール・デ・ボザールで学び、絵本、人形の仕事をはじめ、1992年に絵本「レ・デュ・スール(Les deux soeurs、ふたりの姉妹)」でデビューし、1994年に帰国した。

2004年に「さくら子のたんじょう日」(文章は宮川ひろさん)で第10回日本絵本賞、2012年に「ともだちできたよ」(文章は内田麟太郎さん)で第18回日本絵本賞を受賞した。2015年に「オルゴールのくるくるちゃん」で講談社出版文化賞絵本賞を受賞した。

開場時間は9時から21時(最終日は19時)。