ヴァニラでFREAKS CIRCUSが「夢」展、新旧作品

【銀座新聞ニュース=2024年11月27日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は11月27日から12月9日まで「FREAKS CIRCUS」による個展「ゆめのまたゆめ」を開く。

ヴァニラ画廊で11月27日から12月9日まで開かれる「FREAKS CIRCUS(フリィクスサァカス)」による個展「ゆめのまたゆめ」に出品される作品。

人形を制作するクロさんと衣装、写真、アートワークを担当するシロさんの2人ユニット「FREAKS CIRCUS(フリィクスサァカス)」が、主にビスク(磁器)を使用した球体関節人形作品を2003年より制作しており、ヴァニラ画廊で6回目の個展、2021年以来3年ぶりとなる今回は、夢をテーマにした新作と、旧作を展示販売する。

ヴァニラ画廊では「月冴ゆる空虚を見つめ、それぞれの世界に耽る彼女らのその瞳にうつるのは夢かまことか。刹那または永久の交差を求めて、今日わたしも思いに耽ろう」(原文は句読点なしなので、句読点を追加)という「FREAKS CIRCUS」の思いを紹介している。

また、ヴァニラ画廊では「あどけない無垢で穏やかな表情を持つ人形たちは、奇想ともいえる独特のフォルムの身体や、時には金属の硬質なガラスの肌を持ちます。愛らしいポップさと、エレガントなグロテスクさを同時に持つ特異な作品群は、熟練された技術、卓越したバランス感覚とセンスにより、独特の倒錯と歪みを孕(はら)みながらも、限りなく透明な気品を纏(まと)います。衣装までも研ぎ澄まされた、完成度が高い作品」と解説している。

「FREAKS CIRCUS」は2003年より陽月(ようげつ)さんに師事し、2012年から個展、グループ展を開いている。2014年にヴァニラ画廊で個展を開き、2015年にヴァニラ画廊で開かれた古屋兎丸さんの個展「禁じられた遊び」にオマージュドールを制作し、2016年にヴァニラ画廊のグループ展示「オーセティティシズム(aestheticism)-耽美」に参加している。ヴァニラ画廊では2014年、2016年、2018年、2019年、2021年に個展を開いている。

開場時間は12時から19時(土・日曜日、祝日は17時)。入場料は1000円、期間中、無休。