コンビニ7社10月、売上高11カ月+、客単価3カ月+、店舗29カ月減

【銀座新聞ニュース=2024年11月21日】日本フランチャイズチェーン協会(港区虎ノ門3-6-2、第2秋山ビル、03-5777-8701)は11月20日、コンビニ7社の10月の統計調査(既存店ベース)を発表した。

協同乳業は12月2日に脂肪0ヨーグルトに果肉・果汁入りの「Doleヨーグルトシリーズ」より、りんごを使用した新商品「Doleりんごミックス&ヨーグルト」(170g、税込151円)をスーパー、コンビニで発売する。りんご、みかん、白ぶどうの3種のフルーツを使用し、まるごと食べても100kcal(94kcal)以下としている。

同統計調査はセイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン・デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソンのコンビニ7社の動向をまとめている。

コンビニ7社の10月の売上高は前年同月比1.7%増の9702億1800万円と11カ月連続のプラスとなった。10月は販促施策などにより来店客数が増加したことや、季節外れの暑さとなり、おにぎり、冷し麺、サラダ、ソフトドリンク、アイスクリームが好調に推移し、売上高が前年を上回る結果となった。平均客単価は3カ月続けてのプラスだった。

商品別では全体の35.5%を占める「日配食品」が同0.1%増と4カ月ぶりのプラス、27.9%を占める「加工食品」が同3.3%増と30カ月続けてプラス、32.1%を占める「非食品」が同3.0%増と7カ月続けてプラス、4.5%を占める「サービス」が同4.2%減と2カ月ぶりにマイナスだった。

「日配食品」はコーヒーなどのカウンター商材、おにぎり、弁当などの米飯類、パン、調理パン、惣菜類、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナーなど)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズなど)、ちくわ類などの練物、ケーキなどの生菓子、サラダ、デザート類など。

「加工食品」は生菓子以外の菓子類、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、ビール、ワイ1ンなどのアルコール飲料、食塩、砂糖、味噌、しょう油などの調味料、コーヒー、お茶などの嗜好品、米穀、乾物、各種の缶・瓶類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品など。

三菱食品は11月26日からチューイングキャンデー「かむかむレモン」とコラボした「かむかむレモンサワー」(アルコール度数5%、オープン価格)をコンビニなどで先行発売する。「かむかむレモンサワー」は2021年に販売し、3年ぶりに再度発売する。「かむかむレモン」(1粒でレモン10個分のビタミンC配合)と同様、1本あたり(350mL)レモン10個分のビタミンCを配合している。

「非食品」はたばこ、雑誌、新聞、衣料品、袋物類、文具類、乾電池、テープ、フィルム、電球・蛍光灯、燃料、サングラス、園芸用品、ゲームソフト、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙など。

「サービス」はPOSAカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、ギフト券、各種チケット、宝くじ、D.P.E、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券、クリーニングなど。ただし、電力料金などの公共料金などの扱いは含まない。

店舗数は同0.1%減の5万5695店と29カ月続けて前年実績を下回った(2024年9月5万5709店、8月5万5730店、7月5万5684店、6月5万5637店、5月5万5641店、4月5万5647店、3月5万5620店、2月5万5657店、1月5万5657店、2023年12月5万5713店、11月5万5771店、10月5万5746店、9月5万5790店、8月5万5810店、7月5万5772店、6月5万5742店、5月5万5724店、4月5万5759店、3月5万5739店、2月5万5852店、1月5万5787店。2022年12月5万5838店、11月5万5825店、10月5万5830店、9月5万5872店、8月5万5926店、7月5万5914店、6月5万5887店、5月5万5904店、4月5万5922店、3月5万5912店、2月5万5931店、1月5万5956店)。

また、前月比では10月は9月を下回り、2カ月続けて前月を下回った。また、10月は5万5695店と3カ月ぶりに5万5700店を下回った。

10月の来店客数は同0.8%増の13億6154万人と3カ月ぶりにプラスだった。客単価は同0.8%増の712.6円と3カ月続けて前年を上回っている。