デジカメ11月出荷額34%増、2カ月連続+、対中輸出好調続く

【銀座新聞ニュース=2025年1月18日】キヤノン、ニコン、ソニー、富士フイルムなど13社で構成されているカメラ映像機器工業会(CIPA=Camera&Imaging Products Association、港区芝浦3-8-10、MA芝浦ビル、03-5276-3800)はこのほど、11月のデジタルカメラ生産出荷実績を発表した。


慶洋エンジニアリングはこのほど、WiFiレトロデジタルカメラ「AN-DC003」を発売した。Wi-Fiを搭載、スマホに写真を送信したり、スマホの専用アプリから遠隔で撮影できる。2.8インチ・IPS液晶ディスプレイを搭載し、有効約800万画素のCMOSセンサーを内蔵している。また、16倍のデジタルズーム機能を搭載している。電子式の手ブレ補正や顔検出に対応する。価格.comでは価格は1万1880円。

それによると、11月のデジタルカメラの生産は台数で前年同月比8.2%増の81万4441台で5カ月続けてプラス、金額で同25.1%増の507億6113万円で4カ月続けてプラスだった。一方、出荷は台数が同27.2%増の82万3112台で7カ月続けてのプラス、金額が同34.3%増の814億1136万円と2カ月続けてプラスだった。

うち、日本国内向けの出荷台数が同36.6%増の8万6379台、金額が同47.3%増の68億7934万円、輸出(日本向け以外の出荷)は台数が同26.2%増の73万6733台、金額が同33.2%増の745億3202万円だった。

デジタルカメラの輸出の地域別では、中国向けが台数で同32.3%増の14万8581台、金額で同36.6%増の170億8997万円と好調で、日本・中国以外のアジア向けが台数で同59.2%増の12万6531台、金額で同64.1%増の143億7961万円、ヨーロッパ向けが台数で49.5%増の24万0746台、金額で同55.8%増の209億4103万円、アメリカ向けが台数で同9.1%減の18万7629台、金額で同2.0%減の184億4629万円、その他地域向けが台数で同35.7%増の3万3246台、金額で同52.8%増の36億7511万円だった。

タイプ別でみると、レンズ一体型は生産が台数で同0.2%増の16万7277台、金額で同14.0%増の69億6277万円、出荷が台数で同19.1%増の17万2638台、金額が同41.4%増の100億1799万円だった。うち、日本国内向けの出荷台数が同35.3%増の3万9647台、金額が同64.8%増の14億5712万円、輸出(日本向け以外の出荷)は台数が同14.9%増の13万2991台、金額が同38.0%増の85億6086万円だった。

輸出の地域別ではレンズ一体型は中国向けが台数で同6.6%増の1万5572台、金額で同18.2%増の10億0970万円、日本・中国以外のアジア向けが台数で同12.6%増の2万0458台、金額で同27.2%増の14億1962万円、ヨーロッパ向けが台数で同25.7%増の5万0061台、金額で同57.0%増の32億7724万円、アメリカ向けが台数で同10.6%増の3万8124台、金額で34.7%増の23億3874万円、その他地域向けが台数で同2.0%増の8776台、金額で同26.6%増の5億1556万円だった。

一方、レンズ交換式は生産が台数で同10.4%増の64万7164台、金額で同27.1%増の437億9836万円、出荷が台数で同29.6%増の65万0474台、金額で同33.4%増の713億9337万円だった。日本国内向け出荷が台数で同37.6%増の4万6732台、金額で同43.2%増の54億2221万円、輸出(日本向け以外の出荷)が台数で同29.0%増の60万3742台、金額で同32.6%増の659億7116万円だった。

レンズ交換式のうち、一眼レフの生産が台数で同19.2%増の10万3543台、金額で同1.1%減の28億9796万円、出荷の台数が同22.8%増の10万6357台、金額が同24.2%増の50億9895万円だった。日本国内向け出荷が台数で同2.7%減の1894台、金額で同1.1%減の1億3267万円、輸出(日本向け以外の出荷)が台数で同23.4%増の10万4463台、金額で同25.0%増の49億6629万円だった。

レンズ交換式のうち、ミラーレスは生産が台数で同8.9%増の54万3621台、金額が同29.7%増の409億0040万円、出荷の台数が同31.0%増の54万4117台、金額が同34.1%増の662億9442万円だった。日本国内向け出荷が台数で同40.1%増の4万4838台、金額で同44.9%増の52億8955万円、輸出(日本向け以外の出荷)が台数で同30.2%増の49万9279台、金額で同33.3%増の610億0487万円だった。

一眼レフの輸出は中国向けが台数で同30.3%増の5400台、金額で同8.2%増の5億3577万円、日本・中国以外のアジア向けが台数で同3.9%減の4424台、金額で同11.6%減の2億7639万円、ヨーロッパ向けが台数で同48.6%増の5万3444台、金額で同77.2%増の21億8434万円、アメリカ向けが台数で同3.4%増の4万0342台、金額で同2.3%増の19億4026万円、その他地域が台数で同4.0%減の853台、金額で同18.0%減の2億9531万円だった。

ミラーレスの輸出は中国向けが台数で同36.4%増の12万7609台、金額で同39.3%増の155億4450万円、日本・中国以外のアジア向けが台数で同79.3%増の10万1649台、金額で同72.9%増の126億8360万円、ヨーロッパ向けが台数で同61.0%増の13万7241台、金額で同52.9%増の154億79846万円、アメリカ向けが台数で同17.8%減の10万9163台、金額で同6.8%減の141億6730万円、その他地域が台数で同57.4%増の2万3617台、金額で同59.6%増の31億3002万円だった。