【銀座新聞ニュース=2025年1月22日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)傘下のTOHO NEXT(同)と音楽、映像事業の大手、エイベックス(港区南青山3-1-30、エイベックスビル、03-5413-8550)グループの映像コンテンツ企画制作会社のエイベックス・ピクチャーズ(同上)は1月30日にTOHOシネマズ日比谷(スクリーン12、千代田区有楽町1-1-3、東京宝塚ビル、050-6868-5068)で劇場アニメ「ベルサイユのばら」の世界最速上映会を開く。
30日15時50分から上映し、終了後に、声優で男装の麗人「オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ」役の沢城みゆきさん、王妃「マリー・アントワネット」役の平野綾さん、オスカルの従者「アンドレ・グランディエ」役の豊永利行さん、アントワネットに思いを寄せるスウェーデンの伯爵「ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン」役の加藤和樹さん、スペシャル花束ゲストとして元宝塚歌劇団雪組トップスターの彩風咲奈(あやかぜ・さきな)さんが舞台に登場してあいさつする。
ウイキペディアによると、「ベルサイユのばら」はマンガ家の池田理代子さんが1972年21号から1973年52号まで「週刊マーガレット」(集英社)にて連載されたマンガが原作で、フランス・ブルボン朝後期、ルイ15世(Louis XV、1710-1774)末期からフランス革命でのルイ16世(Louis XVI、1754-1793)の王妃、マリー・アントワネット(Marie-Antoinette-Josephe-Jeanne de Habsbourg-Lorraine、1755-1793)の処刑までを描いている。前半はオスカルとアントワネットの2人を中心に描き、中盤以降はオスカルを主人公として、フランス革命に至る悲劇を描いた。
1974年に宝塚歌劇団のミュージカル作品として舞台化され、2006年1月9日には通算上演回数1500回を突破、2014年6月27日には通算観客動員数500万人を記録、宝塚歌劇団史上最大のヒット作とされている。初演時に演出を担当したのは俳優の長谷川一夫(1908-1984)で、宝塚歌劇団の専属脚本家、植田紳爾さんが潤色・脚本化し、長谷川一夫と共に演出を担当した。
また、1979年10月から1980年9月まで日本テレビ系でアニメが放送され、総監督は長浜忠夫さん(第1話から第13話)、出崎統さん(第19話から第40話)が務め、脚本は篠崎好さん、山田正弘さん、杉江慧子さんが手掛けた。
劇場版アニメ(パイロット版)は2007年3月、東京国際アニメフェア2007にて「ベルサイユのばら LA ROSE DE VERSAILLES」が上映されたが、登場人物にセリフはなく、全編にYOSHIKIさん作曲の楽曲が流れる5分弱の映像だった、映像の最後に「劇場公開予定」の文字があったが、公開時期やキャストなど、詳細についての情報はその後何年も明らかにされなかった。
今回の劇場アニメ版はそれが実現したもので、監督が吉村愛さん、脚本が金春智子さん、ナレーターを黒木瞳さんが手掛けている。キャラクターデザインは岡真理子さんが担当し、音楽プロデューサーは澤野弘之さんが務めている。主題歌の「Versailles-ベルサイユ」は絢香さんが歌っている。
チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を受付中で22日23時59分締め切り。25日10時から29日16時まで一般販売する。料金は一般2200円、大学生・専門学生1700円、高校生・3歳以上中学生まで、障がい者1200円、シニア1500円。プレミアボックスシートは1000円プラス。