【銀座新聞ニュース=2025年1月23日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は1月23日から29日まで柳田真理さんによる個展「剥き出し」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー(Artglorieux GALLERY OF TOKYO)」で1月23日から29日まで開かれるで柳田真理さんの個展「剥き出し」のフライヤー。
アーティストの柳田真理さんは、圧倒的な存在感を放つ女性像を描き続けている。柳田真理さんにとっては絵の中の女性たちは信仰に近い存在であり、何よりも強く美しく、他を超越し得る存在として描かれている。その視線は「剥き出しの自己を曝け出せ」と語りかけ、画家自身もまたその中で自己を見つめ直しながら制作に向き合っている。柳田真理さんがアールグロリューで個展を開くのは初めて。
柳田真理さんは「絵の中の彼女たちの存在は私にとって信仰に近いものである。彼女たちは何よりも強く美しく、他のあらゆる力をも超え得る存在として捉えている」という。また、柳田真理さんは「描きたいのはただ圧倒的な者の姿」とし、「私自身が圧倒され、畏怖をも抱く彼女たちの表情を描く時、人目を気にして人に合わせるのではなく、剥き出しの自己を曝け出せとその目が言う」と感じている。
「しかし、彼女たちも実際のところはごく普通の人間で、実際の彼女たちを崇めたり、救いを求めるような事はしない。私が行うことといえば、彼女たちの全てを見透かすような視線を受けて剥き出しになった自己を見つめ直し、自分なりの真理に近づいていくことである。絵との向き合い方を私はこれしか知らない」としている。
柳田真理さんは1985年埼玉県熊谷市生まれ、2009年に明星大学造形芸術学科日本画専攻を卒業、2019年に「KENZAN2019」で池永康晟(やすなり)賞を受賞、2021年から個展を開いている。
開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。