日比谷「劇場版ツアー」公開で氷川きよし+KIINA.が挨拶

【銀座新聞ニュース=2025年1月24日】有料放送の民放衛星放送局、WOWOW(港区赤坂5-2-20、赤坂パークビル、03-4330-8111)は2月2日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で劇場版「氷川きよし/KIYOSHI HIKAWA+KIINA.25th Anniversary Concert TourーKIIZNA」の公開を記念して氷川きよしさんが舞台あいさつをする。

2月2日から一般公開される劇場版「氷川きよし/KIYOSHI HIKAWA+KIINA.25th Anniversary Concert TourーKIIZNA」((C)WOWOW (C)KIIZNA)のフライヤー。

2月2日8時30分の回上映終了後と12時10分の回上映前に、氷川きよしさんが「HIKAWA+KIINA.」として舞台に登場してあいさつする。

映画.comによると、「KIYOSHI HIKAWA+KIINA.25th Anniversary Concert TourーKIIZNA」は歌手・氷川きよしさんが2000年2月2日にデビューしてから25周年になるのを記念して8月から開かれたデビュー25周年コンサートツアーの模様を映画化したもので、WOWOWで放送された映像に再編集を施し、劇場限定のドキュメンタリー映像を追加した。

本作では、25周年の幕開けとなったツアーの中から、2024年8月17日に開かれた東京ガーデンシアターでの公演の模様を収録。ファンとの絆を胸に新たな一歩を踏み出した氷川きよしさんが、長いキャリアのなかで培ってきた、演歌、ロック、ポップスを縦横無尽に行き来する圧巻のパフォーマンスを披露した復活のスタージを捉えた。また、舞台裏での様子なども加え、氷川きよしさんがどのような思いでステージに立ったのかを明らかにする。

また、「KIIZNA(キズナ)」は2024年4月に設立した自らの事務所のこと。「KIINA.」は「NEWSポストセブン」によると、氷川きよしさんは2019年の紅白に出場する直前、自分を「kii」と自称し始め、その後、ありのままで生きるという意味でナチュラル(natural)という単語の一部分を加えて、「Kiina」と名乗るようになった。

ところが、2023年5月に氷川きよしさんの前所属事務所(長良プロダクション)が、「Kiina」および「KIINA」の商標登録を特許庁に出願、2024年3月に特許庁がこの出願を却下すると、前事務所は異議申し立てにあたる意見書を提出し、交渉は長期化していた。

そこで、氷川きよしさんは「KIINA」に大文字のドットをつけた「KIINA.」という名前で活動し、11月1日に前事務所が商標登録出願を行うことを氷川きよしさん本人が承諾したという書類が特許庁に提出された。これにより、氷川きよしさんが前事務所の出願を認めていることがわかった。「NEWSポストセブン」では「彼としては長年の恩がある前事務所との間にいつまでも禍根を残したままにしたくなく、活動再開にあたって“承諾”というかたちで歩み寄った」と芸能関係者のコメントを載せている。

また、前事務所が運営するファンクラブは2025年1月31日で終了し、2月1日には新しいファンクラブが開設される予定。今回の劇場版「KIYOSHI HIKAWA+KIINA.25th Anniversary Concert TourーKIIZNA」の2月2日の氷川きよしさんの舞台あいさつでは「氷川きよし+KIINA.」が舞台に登場することになっており、2月以降は「KIINA.」という名称を使用することを事実上、明らかにしている。

ウイキペディアによると、氷川きよしさんは1977年福岡県福岡市生まれ、福岡第一商業高等学校を卒業、高校3年でNHK「BS歌謡塾あなたが一番」に出演し、作曲家の水森英夫さん(1949年生まれ)にスカウトされ、高校卒業と同時に上京、東京都西新宿で喫茶店やファミレスチェーンでアルバイトしながら、上京から3年半後に長良プロダクションに所属、2000年2月2日に「箱根八里の半次郎」でデビュー、年末の日本レコード大賞をはじめとする音楽新人賞を総なめにし、その後も「きよしのズンドコ節」などヒット曲を連発し、2006年に「一剣」でレコード大賞を受賞、2008年に紅白歌合戦で大トリを務め、2017年に「第50回日本有線大賞」で歴代最多となる9回目の大賞を受賞した。

2020年のデビュー20周年当日、ファーストコンサートの会場である中野サンプラザにてコンサートを開き、同年6月9日に初のポップスアルバム「Papillon(パピヨン)-ボヘミアン・ラプソディ」を発売し、2021年9月11日にLINE CUBE SHIBUYA(ラインキューブシブヤ)にて初の有観客でのポップスコンサートを開いた。しかし、「演歌界のプリンス」という作られたイメージや、様式美の演歌界で「男らしさ」を求められることに苦悩の思いを深め、2022年1月に同年12月31日をもって活動を休止すると発表した。

同年4月6日に声帯ポリープの摘出手術を受けたことを明らかにし、4月23日に治療の終了を報告、同年12月31日の第73回NHK紅白歌合戦をもって歌手活動を休止した。2024年4月27日に芸能事務所「長良プロダクション」を3月31日付で退社し、新会社「KIIZNA(キズナ)」を設立した。8月17日、1年8カ月ぶりに音楽活動を再開した。

また、NHKの紅白歌合戦には2000年から2022年まで23年連続で出場し、2008年には「大トリ」を務め、2024年も出場している。

チケットはチケットぴあを通じて1月24日から28日16時まで先着順で一般販売する。料金は全席指定で4500円均一。プレミアムボックスシートは5500円。