【銀座新聞ニュース=2025年2月1日】Art Gallery M84(中央区銀座4-11-3、ウインド銀座ビル、03-3248-8454)は2月3日から3月1日までオーナーの橋本正則さんによる写真展「食菜達の表情2025」を開く。

Art Gallery M84(アートギャラリーエムハッシー)で2月3日から3月1日まで開かれる「食菜達の表情2025」に出品される「Tamanegi-amasudzuke.2018」((C)Masanori Hashimoto/M84)。
今回の写真展は、Art Gallery M84(アートギャラリーエムハッシー)のオーナー、橋本正則さんが2013年5月にギャラリーを設立してから通勤途中で立ち寄った築地やスーパーに並んでいる野菜や乾物などを撮影した作品約30点を展示する。
橋本正則さんは「コロナ禍がやっと明けたと思ったら、キャベツやレタスなど野菜の価格が何倍も高騰している。2024年夏の高温と12月の気温が低く、雨が少なかったなど、気候によるところが大きいと聞く。地球環境に対して自分に何が出来るのか?何を伝えられるのか考えさせられる。食料自給率は、主要先進国のなかでも最低の水準(38%程度)を何年も継続していると聞く。有事には、輸入出来なくなり、途端に食料不足になると思える。築地やスーパーに並ぶ野菜は、国産の物が多いと思うが、食菜にもっと関心を持つ事が大切と思う」としている。
また、橋本正則さんは「農家に育ったが、野菜を観察することも、売られているところをまじまじと見たこともなかった。調理されてお皿に盛られると、(元々は)どんな色や形だったのか思い出せないこともある。料理しない自分には、見る機会もなく、捨てられる部分もあり、新鮮な驚きと発見がある。コロナ禍の休業要請を受け、外出自粛中に眠っていたファイルから見付けた食菜達である。キャベツやレタスなど野菜の価格が高騰している今、改めて食菜の写真を展示する良い機会かと思うようになった」としている。
橋本正則さんは富山県生まれ、1970年に高岡市美術展洋画部門で入選、富山観光美術展洋画部門で佳作、富山県美術展洋画部門で入選、1971年にリコーに入社、1990年5月に総合デザインセンタープロダクトデザイン部第一デザイン室室長、1998年10月に総合デザインセンタープロダクトデザインG GL(部長) 兼ブロダクト推進室室長兼第4デザイン室室長、2002年10月にICS事業部企画マーケティング室室長(部長)。
2008年10月にリコーフォトギャラリー「リング・キューブ(RING CUBE)」運営リーダー、2012年5月に「ペンタックスリコーイメージング」に出向、「リング・キューブ」所長、2013年2月にリコーを退社し、5月に銀座にM84(アートギャラリーエムハッシー)を開設した。
開場時間は10時30分から18時30分(最終日は17時)。入場料は500円。日曜日は休み。