丸善丸の内で川岸富士男とあべとしゆきが水彩画展

【銀座新聞ニュース=2025年3月16日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は3月19日から25日まで4階ギャラリーで「川岸富士男&あべとしゆき 花のうつろひ」を開く。

丸善・丸の内本店で3月19日から25日まで開かれる「川岸富士男&あべとしゆき 花のうつろひ」のフライヤー。

植物画を中心に描く水彩画家の川岸富士男さんと透明感あふれるタッチで、美しい光を描く水彩画家のあべとしゆき(阿部智幸)さんが「花のうつろひ」と題して2人展を開く。

丸善では「季節の中で日々を暮らす私たちにとって、花の美しさは多くの喜びと少しの寂しさを感じさせてくれます。そんな花のうつろいを2人の画家が水彩画にして」おり、2人で約30点を展示する。

あべとしゆきさんによると、川岸富士男さんとは2016年の酒田市美術館主催「川岸富士男の世界展」に招待出品して以来の展示という。

川岸富士男さんは1952年群馬県生まれ、1974年に多摩美術大学グラフィックデザイン科を卒業、同年に印刷会社に入社、1989年に手描き本「翠花」の制作をはじめ、1991年に初個展を開く。1992年に会社を退社し、画家に専念している。2009年から2014年まで季刊「SORA(ソラ)」(ウェザーニュース)に巻頭画帖(画・文)を連載している。

あべとしゆきさんは1959年山形県酒田市生まれ、新聞社のデザイナー、美術教師を経て、2008年より水彩画の制作を中心に活動し、2010年に内藤秀因(1890-1987)記念水彩画展で大賞、2011年に日本水彩展で上野の森美術館賞、2012年に第2回日本透明水彩会展に出品(2013年第3回も出品)、同年にスペインの国際水彩画展に出品、2013年に八重洲ギャラリー、酒田市美術館などで個展を開いている。現在、日本美術家連盟会員、JWS日本透明水彩会会員。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)まで。