銀座蔦屋でイケムラレイコ展、詩画集刊行でインスタ展示

【銀座新聞ニュース=2025年4月4日】書店やレンタル店、フランチャイズ事業などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(渋谷区南平台町16-17、渋谷ガーデンタワー)グループの銀座蔦屋書店(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3575-7755)は4月5日から23日までイベントスペース「GINZA ATRIUM」でイケムラレイコさんによる個展「いかりとひかり」を開く。

銀座蔦屋書店で4月5日から23日まで開かれるイケムラレイコさんの個展「いかりとひかり」に出品される「O.T./Untitled(アンタイトルド)」(2025年)。

画家で彫刻家、女子美術大学客員教授でドイツ・ベルリンに在住するイケムラレイコ(池村玲子)さんが4月7日に詩画集「いかりとひかり Poems,Memories,Thoughts and Artworks(ポエム、メモメリー、ソート&アートワーク)」(発行:カルチュア・コンビニエンス・クラブ、発売:美術出版社、税込4180円)を刊行するのを記念して、書籍に掲載された詩を中心に、今回のために制作したガラス作品、絵画作品、映像作品などを組み合わせた最新のインスタレーションを展示する。

また、イケムラレイコさんの代表的な作品のひとつ「うさぎ観音」のエディション作品である「うさぎグリーティング」つき特別限定版を発売する。会場ではエディション作品も展示する。

「いかりとひかり Poems,Memories,Thoughts and Artworks」はイケムラレイコさんが長年にわたり書き溜めてきた、長短約130編の詩や俳句、ショートエッセイ、雑誌「現代詩手帖」(思潮社)での連載などを1冊の詩画集としてまとめた。Part1が詩(Poems)、Part2がエッセイ(Memories)、Part3が思索(Thoughts)としてまとめられている。

今回、個展を開くイケムラレイコさん((C)Maria Runarsdottir)。

イケムラレイコさんは1951年三重県津市生まれ、1972年に大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)でスペイン語学科を卒業、1973年から1978年までスペインのセビリヤ美術大学に留学、1979年からスイス・チューリッヒで暮らし、個展を開き、1983年にドイツのニュルンベルクに移り、1991年から国立ベルリン芸術大学の教授を務め(2015年まで)、2014年から女子美術大学の客員教授、2025年もアメリカ・ニューヨークのリッソン・ギャラリー、オーストリア・ウィーンのアルベルティーナ美術館などで個展を開く予定。

2001年にドイツ批評家協会のドイツ批評家賞視覚美術部門、2009年にドイツのアウグスト・マッケ賞、2014年にドイツのケルン・ファインアート賞、2020年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞している。

4月4日18時から20時までイケムラレイコさんも来場して、レセプションを開く。18時30分から19時まで朗読会と演奏のパフォーマンスを行う。参加は自由。

開館時間は11時から20時(最終日は18時)。入場は無料。月曜日は休み。