【銀座新聞ニュース=2025年4月12日】阪急阪神東宝グループで、映画の制作配給、演劇の興行などの国内最大手、東宝(千代田区有楽町1-2-2、東宝日比谷ビル、03-3591-1221)は4月19日にTOHOシネマズ日比谷(スクリーン12、千代田区有楽町1-1-3、東京宝塚ビル、050-6868-5068)で「名探偵コナン 隻眼の残像」の公開を記念して、声優らによる舞台あいさつを開く。
19日9時50分の回上映終了後に、声優で主人公の「江戸川コナン」役の高山みなみさん、探偵・毛利小五郎の娘「毛利蘭」役の山崎和佳奈(わかな)さん、探偵「毛利小五郎」役の小山力也さん、長野県警捜査一課の隻眼の警部「大和敢助」役の高田裕司さん、長野県警捜査一課刑事「上原由衣」役の小清水亜美さん、長野県山中で炭火焼き小屋を営む「大友隆」役の山田孝之さん、長野の国立天文台野辺山の施設研究員「円井まどか」役の山下美月さんが舞台に登場してあいさつする。
ウイキペディアによると、「名探偵コナン」は1994年から週刊マンガ誌「週刊少年サンデー」(小学館)に連載されているマンガ家の青山剛昌さんの作品が原作で、1996年からテレビでアニメが放映され、1997年に映画の第1作が公開された。映画は毎年1本ずつ制作され、ゴールデンウィーク前後に上映されており、今回が劇場版アニメ「名探偵コナン」シリーズの28作目にあたる。
「名探偵コナン」シリーズは2001年に第46回「小学館漫画賞」少年部門を受賞、2023年2月時点で単行本の全世界累計発行部数は2億7000万部を突破している。2018年6月の時点でマンガは25の国と地域で翻訳・販売され、アニメは40カ国で放送されている。
今回の劇場アニメ版「名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)」の監督は重原克也さん、脚本が櫻井武晴さん、音楽が菅野祐悟さんが担当している。重原克也さんは「名探偵コナン」シリーズでは、 2018年の「ゼロの執行人」、2019年の「紺青の拳」、2023年の「黒鉄の魚影」の演出を手掛けており、今回シリーズの初監督を務める。
櫻井武晴さんが「名探偵コナン」シリーズの脚本を手掛けるのは、2013年の「絶海の探偵」、2015年の「業火の向日葵」、2016年の「純黒の悪夢」、2018年の「ゼロの執行人」、2021年の「緋色の弾丸」、2023年の「黒鉄の魚影」に続いて、今回が7作目となる。
菅野祐悟さんが「名探偵コナン」シリーズの音楽を手掛けるのは、2023年の「黒鉄の魚影」、2024年の「100万ドルの五稜星」に続いて今回が3年連続3作目となる。
今回は毛利小五郎と長野県警の隻眼の警部・大和敢助がキーパーソンとなり、長野の雪山を舞台に巻き起こる過去と現在の事件を描く。
物語は長野県・八ヶ岳連峰の未宝岳(みたからだけ)が舞台で、長野県警の大和敢助は雪山である男を追っていたが、男が放ったライフル弾が左眼をかすめ、同時に起こった雪崩に巻き込まれて負傷してしまう。
それから10カ月後、敢助は、天文台の施設研究員が襲撃された事件の捜査のため現場へ駆けつける。しかし、天文台の巨大パラボラアンテナが動き出すと、雪山の事件で負傷して失明していた敢助の左眼が、なぜか激しくうずくのだった。
その夜、毛利探偵事務所には、小五郎の警視庁時代の同僚だった「ワニ」(声優は平田広明さん)と呼ばれる刑事から電話が入る。ワニは未宝岳で敢助が巻き込まれた雪崩事故を調査しており、事件ファイルに小五郎の名前があったという。後日会う約束を交わした小五郎に、コナンもついていくが、待ち合わせ場所に向かっていた途中、突然銃声が響き渡った。
チケットはチケットぴあを通じて「先行抽選」を販売中で、14日11時締め切り。料金は一般2200円、大学生1700円、高校生、中学生以下3歳以上、障がい者1200円、シニア1500円。プレミアボックスシートは1000円プラス。