日比谷「サブスタンス」先行上映で梨と近藤亮太がトーク

【銀座新聞ニュース=2025年4月17日】中堅の映画配給会社のギャガ(港区南青山2-22-8、TYビル)は4月23日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「サブスタンス」のトークイベント付特別先行“接種”上映会を開く。

5月16日から一般公開される「サブスタンス」((C)The Match Factory)。

23日18時50分の回上映終了後に、怪談作家の梨さんと映画監督の近藤亮太さんによるトークイベントを開く。

「サブスタンス」(原題はThe Substance)は2024年のアメリカ、フランス、イギリスの共同製作で、コラリー・ファルジャ(Coralie Fargeat)さんが監督、脚本、編集(共同)、製作を手掛け、2014年5月の第77回カンヌ国際映画祭ではコラリー・ファルジャさんが脚本賞、2025年1月の第82回ゴールデングローブ賞ではデミ・ムーア(Demi Moore)さんが主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)、2025年3月の第97回アカデミー賞では作品賞のほか計5部門にノミネートされ、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞している。

アメリカとイギリスでは2024年9月20日から公開され、フランスでは11月6日から公開されている。アメリカでは9月20日から23日の初週ではトップ10の6位、27日から29日の2週目で10位に、10月4日から6日の3週目に9位に浮上し、それ以降は10位以下に下がった。10月6日までの累計の興行収入は649万ドル(1ドル=145円換算で約9億4105万円)で、その後の累計では2400万ドル(約34億8000万円)となっている。

「サブスタンス」は年齢を理由に仕事を失った、かつて一世を風靡したスター「エリザベス・スパークル」をデミ・ムーアさんが演じ、クローン技術に手を出した彼女が、美と若さに固執して破滅してゆく様を描いた異色のホラーエンタテインメントとなっている。

物語は50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベスは、容姿の衰えによって仕事が減っていくことを気に病み、若さと美しさと完璧な自分が得られるという、「サブスタンス」という違法薬品に手を出すところからはじまる。

薬品を接種するやいなやエリザベスの背が破け、「スー」(マーガレット・クアリー=Margaret Qualley=さん)という若い自分が現れる。若さと美貌に加え、これまでのエリザベスの経験を持つスーは、いわばエリザベスの上位互換とも言える存在で、たちまちスターダムを駆け上がっていく。

エリザベスとスーには、「1週間ごとに入れ替わらなければならない」という絶対的なルールがあったが、スーが次第にルールを破りはじめる。

チケットは18日0時(17日24時)からインターネットでインターネットで販売し、18日劇場オープン時から窓口で販売する。料金は2000円均一。作品は「R15+」(15歳未満は鑑賞できない)に指定されている。