日比谷「真相お話し」初日に大森元貴、菊池風磨ら舞台挨拶

【銀座新聞ニュース=2025年4月21日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は4月25日、TOHOシネマズ日比谷(スクリーン12、千代田区有楽町1-1-3、東京宝塚ビル、050-6868-5068)で公開される「#真相をお話しします」の初日に大森元貴さん、菊池風磨さんらによる舞台あいさつを開く。

4月25日から一般公開される「#真相をお話しします」((C)2025 映画「#真相をお話しします」製作委員会)。

25日15時35分の回上映終了後と19時5分の回上映前に、監督の豊島圭介さんをはじめ、謎の男「鈴木」役のロックバンド「Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)」の大森元貴さん、警備員の「桐山」役のアイドルグループ「timelesz(タイムレス)」の菊池風磨さん、ヨガ教室経営者役の中条あやみさん、「#真相をお話しします」チャンネル管理人役の岡山天音さんが舞台に登場してあいさつをする。

「#真相をお話しします」は作家の結城真一郎さんによるミステリー短編小説集の1編が原作で、2021年に「小説新潮」に発表され、第74回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した短編小説「#拡散希望」を含む5編を収録している。単行本は2022年6月30日に新潮社から出版され、全国の書店でベストセラー1位を獲得した。10万部突破を受け、台湾・中国・タイでの翻訳版刊行も決定し、2022年に最も売れたミステリー小説となった。

2022年にはオーディオブック、2023年から2024年にかけてコミカライズ版が3巻刊行され、2024年には、文庫本および電子書籍版が新潮社から発売された。2023年に本屋大賞にノミネートされ、「楽天Kobo電子書籍Award 2023 小説(国内編)」にて大賞を受賞した。2024年12月10日に映画化されることが発表され、同月、公式YouTubeチャンネル「真相の部屋」が開設された。今回の映画化に際しては、豊島圭介さんが監督、杉原憲明さんが脚本を手掛けている。

物語はとあるビルの警備室に置かれたパソコンの前で、警備員の桐山とその友人である謎の男・鈴木が生配信の開始を待っているところからはじまる。やがて、多額の報酬をかけた暴露チャンネル「#真相をお話しします」がスタート。

そこでは有名人の裏の顔や世間を騒がせた事件の真実など、さまざまなゴシップの真相が明かされ、スピーカー(話し手)に選ばれた者はネタの提供と引き換えに視聴者からの投げ銭を獲得できる。衝撃的な暴露と高額の投げ銭にチャンネル史上最大の盛りあがりを見せるなか、ついに警備室の男たちにスポットライトが当たる。

豊島圭介さんは1971年静岡県浜松市生まれ、東京大学教養学部表象文化論専攻を卒業、在学中から自主映画を制作し、17分の8ミリ映画「悲しいだけ」で「ぴあフィルムフェスティバル94」に入選、卒業後にアメリカ・ロサンゼルスのアメリカン・フィルム・インスティテュート(AFI)の監督コースに留学した。在学中の1997年に映画「明るい場所」を監督し、1999年に帰国し、映画の脚本を手がけた。

2003年にオムニバス映画「ぼくの宇宙人」と「食卓の宇宙人」などを監督し、同年にBS-iのオムニバス怪奇ドラマ「怪談新耳袋」シリーズで監督デビューし、2004年に映画「視線」を監督し、同年にマンガ作品をヒントに、テレビ東京系お笑いホラー・ドラマ「怪奇大家族」を企画し、第1話を演出するなどメインの監督として関わり、人気シリーズとする。

2006年にテレビドラマシリーズ「怪談新耳袋」の劇場版第3弾「怪談新耳袋 ノブヒロさん」を監督し、同年にBS-iの「恋する日曜日 ニュータイプ」でチーフディレクターを務めた。2010年に「ソフトボーイ」と「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」を手がけ、2014年に「花宵道中」を監督し、2015年に「海のふた」、2020年に「三島由紀夫vs東大全共闘ー50年目の真実」などを監督している。有限会社シャイカーに所属していたが、その後退職し、現在はフリーで活動している。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を発売中で、22日11時締め切り。料金は一般2200円、大学生・専門学校1700円、高校生、3歳以上、障がい者1200円、シニア1500円。プレミアボックスシートは1000円プラス。