【銀座新聞ニュース=2025年4月24日】大手映画配給会社で、国内映画業界第2位の東映(中央区銀座3-2-17、03-3535-4641)は5月4日に丸の内TOEI(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で「BADBOYS-THE MOVIE」の完成披露上映会を開く。
5月4日15時から上映する前に、監督の西川達郎さんをはじめ、極楽蝶8代目頭「桐木司」役の「JO1(ジェイオーワン)」の豆原一成さん、8代目極楽蝶幹部「川中陽二」役の「INI(アイエヌアイ)の池崎理人さん、BEASTの8代目総長「段野秀典」役の兵頭功海(かつみ)さんが舞台に登場してあいさつをする。
ウイキペディアによると、「BADBOYS(バッドボーイズ)」は1988年から1996年まで「ヤングキング」(少年画報社)で連載された田中宏さんの同じ題名のマンガが原作で、単行本は同社ヤングキングコミックスより全22巻が刊行されている。また、大型本の「定本・BADBOYS」全10巻、新書サイズの「BADBOYS(新装版)」全22巻、選集のコンビニコミックが何度かシリーズとして刊行された。さらに、2005年5月から「月刊BADBOYS」の刊行を開始し、2008年2月まで合計34冊が発行された。2015年9月時点でシリーズ累計発行部数は5500万部を突破している。
2011年3月に実写映画が公開され、2013年4月から6月に日本テレビ系で「BAD BOYS J」として連続ドラマ化され、2013年11月にテレビドラマの劇場版として「劇場版 BAD BOYS J -最後に守るもの」が公開された。今回は西川達郎さんが監督、西川達郎さんと峰尾賢人さんが共同で脚本を手掛けている。
物語は裕福な家庭のひとり息子である桐木司は、幼い頃に助けてくれた伝説の不良・村越に憧れ、過保護な両親から独り立ちするべく家出を決意する。暴走族の最大勢力である「卑威窟斗(BEAST)」に加入を志願するも失敗した彼は、偶然出会った陽二、寿雄(山中柔太朗さん)、エイジ(井上想良さん)と意気投合する。
4人は弱小チーム「極楽蝶」の7代目総長・トシから、「廣島 Night’s」との抗争のためメンバーに加わってほしいと頼まれ、司以外は複雑な思いを抱えながらも、チームに合流する。
西川達郎さんは福岡県生まれ、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域を修了、修了制作品の映画「向こうの家」(2018年)が、2019年に「ええじゃないかとよはし映画祭」の初代グランプリ、「第16回うえだ城下町映画祭実行委員会」特別賞、2018年の「はままつ映画祭」で観客賞など多くの映画祭に選出された。
2021年、テレビ東京系のドラマ「ゲキカラドウ」を監督し、同年にテレビ東京系ドラマ「ひねくれ女のボッチ飯」でメイン監督を務め、2023年にドラマ「あの日ボウリング場から出られなくなったこと」(TOKYO MX)や年間ドラマ「万城目ユリコは優しくなりたい」(NUMA)で脚本と全話の監督を手掛け、2024年に監督、脚本(共同)を担当した商業映画デビュー作となる「BISHUー世界でいちばん優しい服」がされている。
チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を発売中で、25日11時締め切り。料金は全席指定で2200円均一。
注:「卑威窟斗」の「卑」は左に「こざとへん」がつく漢字で、「窟」の「屈」は「巣」です。