銀座蔦屋でHogalee展、ビデオテープで複製し、色や柄を変える

【銀座新聞ニュース=2025年5月2日】書店やレンタル店、フランチャイズ事業などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(渋谷区南平台町16-17、渋谷ガーデンタワー)グループの銀座 蔦屋書店(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3575-7755)は5月3日から23日まで店内アートウォールでHogaleeさんによる個展「Dub」を開く。

銀座蔦屋書店で5月3日から23日まで開かれるHogalee(ホガリー)さんの個展「Dub(ダブ)」に出品される「Dub-Rgb」(2025年、Acrylic on Canvas)。

現代を映す鏡として「オンナノコ」を描き続けるアーティストのHogalee(ホガリー)さんがプリント表現からインスピレーションを受け、「記録、複製」をテーマにした作品を展示する。

型紙で転写するステンシルテンプレートを用いた転写技法のほかに、背景にはかつてビデオテープレコーダーの記録媒体として使用されていたVHS方式のビデオテープに色を付け、直接スタンプのように転写している。元になる絵柄は同一でありながら、音楽作品をアレンジするイメージで、作品ごとに色や柄などの配置を変え、VHSのようにマスターからコピーする単純な「ダビング」ではなく、複製の中にも新たな価値を生み出している。

Hogaleeさんは1975年神奈川県生まれ、1999年に東京藝術大学美術学部デザイン科を卒業、2000年にマッシュコミックスに参加し、2001年に同大学大学院美術研究科デザイン専攻修士課程を修了、2011年から個展を開いている。2008年に「D&AD Awards 2008」のMobile Marketing部門で受賞している。

開場時間は10時30分から21時(最終日は18時)まで。入場は無料。「OIL by美術手帖」(https://oil.bijutsutecho.com/gallery/730)では、5月7日10時30分より販売する。