【銀座新聞ニュース=2025年9月8日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は9月10日から16日まで4階ギャラリーで「魅惑の大万華鏡展 国内最大級規模 総数700点以上」を開く。
万華鏡専門店の「鎌倉ヴィヴァン(社名はヴィヴァン)」(神奈川県鎌倉市雪ノ下1-12-5、エムズアーク鎌倉2階、0467-22-2351)が主催する、「国内最大級規模」の万華鏡展で、現代の万華鏡界の最高峰のアーテイストを中心に新作、限定品など総数700点以上を展示販売する。また、万華鏡アーティストによる手作りワークショップも開く。
今回、出品する主なアーティストは関一さん、羽石(はねいし)茂&泉さん、林和子さん、小野寺慶子・良明さん、Rieko(吏永子、りえこ)さん、若林寛さん、本間祐輔さん、chie(ちえ)さんら。
ウイキペディアなどによると、「万華鏡」は筒などの内部に鏡を張り、筒を通して、移動するビーズなどの着色された細片(かけら)を見て楽しむおもちゃの一種で、筒の一端からのぞき込むと、他から光が入り鏡で反射し、鏡を45度の角度に交差させると8個、60度では6個、90度では4個の1回の反射による鏡像が見られる。
筒を回転すると着色された物体が移動し、さまざまな色や模様を見ることができる。鏡の対称性により美しい図形が見られる。2枚の鏡でできたものは背景から独立したパターンとなるが、閉じた三角形の鏡でできたものは視界の全体がパターンとなる。
英語では「カレイドスコープ(Kaleidoscope)」で、ギリシャ語の「Kalos(美しい)」と「Eidos(形)」、それと「Skopeo(見るもの)」を合わせた造語だ。かつては「万華鏡(ばんかきょう)」や「百色眼鏡(ひゃくいろめがね)」、「錦眼鏡(にしきめがね)」とも呼ばれた。
スコットランドの科学者、サー・ブリュースター (Sir David Brewster、1781-1868)が偏光の実験の途中で、灯台の明かりを遠くに飛ばすため、鏡の組み合わせを計算し、工夫をしているときにできたもので、1817年に特許を取得した。初期のデザインは、一端に一組の鏡を置いた筒からできており、他端には半透明の円盤、その間にビーズを置いた。初期には科学における道具として発明されたが、おもちゃとして急速に複製された。
日本には江戸時代の1819(文政2)年にはすでに輸入され、1615(元和元)年から1833(天保4)年までの出来事をまとめた「摂陽奇観(せつようきかん)」によると、「紅毛渡り更紗眼鏡流行 大阪にてにせ物多く製す」という記述が残っているほど、その偽物が出回るほどの人気を博した。明治になると「百色眼鏡」や「万華鏡」、「錦眼鏡」として流行し、その後は子どものおもちゃ、郷土の伝統工芸として広まった。
一方、1981年にアメリカ人女性のコージー・ベーカー(Cozy Baker、1924-2010)が息子の事故にショックを受け、その後、万華鏡でいやされたことに感動し、万華鏡を見直そうという運動がはじめられ、これが「万華鏡ルネサンス」と呼ばれている。コージー・ベーカーは1986年に「ブリュースター万華鏡協会(The Brewster Kaleidoscope Society)」を設立し、現在、万華鏡は婦人科、小児科などの病院で痛みや癒しの用具として使われ、ホスピスなどでの痛みの緩和にも使われている。
会期中、万華鏡作家によるプレミアムワークショップを開く。
10日13時から15時と16時から18時で若林寛さんによる万華鏡のワークショップを開く。各回とも定員は5人で、参加費用は1万3200円。
11日10時から12時、13時から15時、15時30分から17時30分まで、林和子さんによる特殊なペイントガラスで彩られた万華鏡をつくるワークショップを開く。各回とも定員は8人で、参加費用は1万6280円。
12日13時から15時30分と17時以降、ホンダマサルさんによる万華鏡の説明講座を開く。各回とも定員は8人で、参加費用は6800円。
13日11時から13時、14時から15時30分、16時30分から18時の3回、匂梅(こうばい)ちはる(智晴)さんと鈴木明子さんが万華鏡を制作するワークショップを開く。11時からは「月夜に舞う」と題して、月夜に舞うウサギの幻想的な万華鏡を作る。定員は8人で、費用は1万9800円。14時からは「すすきの万華鏡作り」で、定員は12人、費用は1万3200円。16時30分からは「12星座石の万華鏡つくり」で、定員は12人で、費用は1万3200円。
14日11時から13時と14時から16時は小野寺慶子・良明さんがガラス筒の万華鏡を制作する。「時の花」と「薔薇窓」の2種類から選べ、定員は各回とも7人で、参加費は選んだ万華鏡により、2万350円と28600円。
15日14時から16時まで山見浩司さんによる万華鏡のワークショップを開く。定員は15人。参加費は2万2000円。
公式サイトによると、ヴィヴァンは1976年に銀座8丁目に設立、1979年に銀座7丁目に移転、1995年に銀座6丁目に移転、2008年に銀座3丁目に移転、2014年に銀座2丁目に移転し、2021年に鎌倉小町通りに移転し、2025年8月20日に鎌倉市内で移転し、10月からオープンする。社長は緒方豪さん、会長が緒方和子さん、取締役が 緒方現さん。
開場時間は9時から21時(最終日は15時)まで。
