【銀座新聞ニュース=2025年9月10】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は9月11日から17日まで「ひとめぼれ展-新たな発見の世界」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で9月11日から17日まで開かれているで「ひとめぼれ展-新たな発見の世界」のフライヤー。
画廊では「新たなアートの世界へ出会うことは、刺激的で特別な経験」とし、今回は作家6人によるグループ展で、さまざまな技法で描く、個性溢れる作品を約50点展示する。
出品する作家は中国出身の版画家の漢嘯(かんしゅう)さん、細密線画のペン画家の工藤沙由美さん、画家の小林薫さん、コラージュ作家のとのいけこーたさん、八千代さん、中国出身の夢周周(ゆめ・しゅうしゅう)さんの6人。
漢嘯さんは木口木版で制作しており、「木口木版」は、木を輪切りに切り出し、表面が硬質な木口板を版木として使用し、ビュランを用いて彫ることで、精密で繊細な表現ができる木版画。木口木版は西洋木版とも呼ばれ、18世紀末にイギリスのビュイック(Thomas Bewick、1753-1828)が発明し、平圧プレス機で活字と同時に印刷できることからヨーロッパでは書籍の挿絵として発展した。
工藤沙由美さんは顔料系の0.03ミリのペンを使って細密な線を描き込むスタイルで、緻密な線の集積が絵の具のような役割を果たしている。主に女性像をモチーフに描いており、制作する作品のコンセプトや物語によって動植物などが登場する。
とのいけこーたさんはコラージュアートにより制作しており、コラージュアートでは文字情報を意識的に取り入れ、理性と感性の両方に届く作風を目指している。
漢嘯さんは1986年中国・大連生まれ、2012年に来日して、2021年に大阪芸術大学大学院芸術研究科版画学科博士課程後期を修了し、博士号を取得、2016年から個展を開いている。2015年に「アワガミ国際ミニプリント展2015」で優秀賞、2016年に「第15回南島原市セミナリヨ現代版画展」で準大賞、2017年に「第16回南島原市セミナリヨ現代版画展」で南島原市PTA連合会賞、「第23回鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞展」で審査委員特別賞、「第10回高知国際版画トリエンナーレ展」で佳作、「日本ARK Art Award展」で大賞、2018年に「第43回全国大学版画展」で優秀賞(作品収蔵)を受賞している。
2019年に「第24回鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞」で審査委員特別賞、「2019第七届中国・観瀾国際版画双年展」で入選、「中国2019陸家嘴『梅園杯』上海国際蔵書票邀請展」で金賞、2020年に「第11回飛騨高山国際現代木版画トリエンナーレ2020」で優秀賞、「第11回高知国際版画トリエンナーレ展」で入選、2021年に「日本版画協会第88回版画展」で入選、2022年に「SWE 84th Annual Exhibition」で海外彫刻賞などを受賞している。現在、中国遼寧省大連市美術家協会、イギリスSWE、日本版画学会、日本美術家連盟の会員。
工藤沙由美さんは1983年山口県宇部市生まれ、2008年に武蔵野美術大学造形学部油絵科を卒業している。2008年から個展を開いており、日本イラストレーター協会会員。2019年に第8回公募展「ドローイングとは何か」で入選(2019年第9回も入選)、2022年にアートオリンピアで入選、2023年に100人のARTノートで審査員特別賞坂根大郷賞、2024年に「Ark Art Award」で大賞などを受賞している。
小林薫さんは日本大学芸術学部美術学科を卒業、2011年に個展を開催し、2017年に日仏現代国際美術展に出展、オランダアムステルダム国際アートフェア2017に出展、東京Tokyo Pixels 2017に出展、2018年に東京日仏現代国際美術展で奨励賞(2019年に新作作家賞)などを受賞している。
とのいけこーたさんは1998年滋賀県生まれ、2017年に滋賀県立栗東高校美術科を卒業、2020年より高校時代に学んだ油彩、水彩、デッサン、ドローイング等の技法すべてを活かせるコラージュアートの制作を始め、2022年に個展を開いている。2020年に第44回滋賀栗東市美術展覧会で入賞、2021年に第16回滋賀甲賀市美術展覧会で入賞、2023年に「第2回 Ark Art Award」でアーク賞、2024年に第32回紙わざ大賞で入選、2024年に「いい芽ふくら芽in NAGOYA 2025」で入選している。
八千代さんは2021年から流動的な動きのある模様に惹かれ、フルイドアートをはじめ、2023年に「第2回ARK Art Award」で審査員特別賞、ランデヴーギャラリー賞を受賞している。
夢周周さんは1996年中国生まれ、2017年に来日し、2023年に多摩美術大学油画専攻を卒業、2025年に同大学大学院美術研究科博士前期課程を修了している。2021年に第39回上野の森美術館大賞展で入選(2024年にフジテレビ賞)、2022年にACTアート大賞展で入選、第18回世界絵画大賞展で協賛社賞(パイロットコーポレーション賞)、同年にアートオリンピア2022で佳作。
2023年に「Idemitsu art award 2023」で審査員賞(桝田倫広さん)、2024年に第37回日本の自然を描く展で優秀賞、同年に第59回昭和会展で入選、同年に第98回国展で入選(2025年第99回も入選)、第26回雪梁舎フィレンツェ賞で入選、第3回ARK Art Awardでランデヴーギャラリー賞、第59回神奈川県美術展で入選、第13回熊谷守一大賞展で入選している。
作家の在廊については、漢嘯さんが13日、14日の13時から17時、工藤沙由美さんが12日、13日の13時から17時、小林薫さんが11日、15日の13時から17時、とのいけこーたさんが14日、15日の13時から17時、八千代さんが14日、15日の13時から17時、夢周周さんが11日、13日、17日の13時から17時。
開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)。