【銀座新聞ニュース=2025年10月15日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は10月15日から21日まで4階ギャラリーで「第20回人・形展」を開く。

丸善・丸の内本店で10月15日から21日まで開かれる「第20回人・形展」のフライヤー。
上左は加園誠さん、上右は山口友里さん、下左はくすくすねこさん、下右はsakoooo(サコー)さんの作品。いずれもドルスバラードが独自に行っている公募展(過去に4回実施)で大賞に選ばれた作家の作品を掲載している。
人形の専門店「ぼらん・どぉる」(板橋区桜川3-14-5、03-6780-0338)を運営するドルスバラードが主催する「人・形(ひとがた)展」で、今回が20回目で日本の人形作家約55人(組)が創作人形、フィギュア、ドールなど「人の形をめぐる造形」を展示販売する。
また、2026年の第21回展に出品する一部の作品を選ぶ「第5回『人・形』」の公募展を2026年4月からはじめる。写真による第1次審査が4月1日から30日、第2次審査展(ぼらん・どぉるでの展示)が5月から6月にかけて行われる。審査は丸善「人・形」展選考委員会とドルスバラードスタッフがあたる。
今回、出品するのは愛実(あゆみ)さん、青梅雷(あおうめ・らい)さん 井桁裕子(いげた・ひろこ)さん 石黒斗萌光(ともみ)さん、一宮(いちみや)圭さん、En(エン)さん、カウラさん、加園(かその)誠さん、神原(かんばら)由利子さん、男性のこぢさんと女性のかめさんの男女ユニット「キノコジュース」、木村龍さん。
くすくすねこさん、黒川早恵美(さえみ)さん、COOL氏(くーるし)さん、K(ケイ)さん、つじとしゆきさんを代表とする人形制作集団「月光社(げっこうしゃ)」、國府珠美(こくぶ・たまみ)さん、作楽(さくら)文鳥(2021年5月から旧桜文鳥から改名)さん、sakoooo(サコー)さん、鮫島ユリ香さん、サユリンゴさん、粧順(しょうじゅん)さん。
神宮字光さん、せいこさん、Soen.K(ソエン・ケー)さん、玉青(たまお)さん、daikichi(ダイキチ)さん、俵祥子(さちこ)さん、小川(ちいかわ)クロさん、月さん、月見月(つきみつき)さん、蕾(つぼみ)さん、十川(とがわ)ユリノさん。
戸松容子さん、朋(とも)トモヱさん、Dollhouse Noah(ドールハウス・ノア)さん、中村那由多(なゆた)さん、夏目羽七海(はなみ)さん、菜奈乃(ななの)さん、野原tamago(たまご、野原理沙)さん、林美登利さん、泥方陽菜(ひじかた・はるな)さん、人形を制作するクロさんと衣装、写真、アートワークを担当するシロさんの2人ユニット「FREAKS CIRCUS(フリークス・サーカス)」、松本実久(みく)さん。
マミルリハさん、三浦悦子さん、水澄(みなずみ)美恵子さん、芽々木(めめぎ)さん、森下ことりさん、山上真智子さん、山口友里(ゆり)さん、山田ミンカさん、山吉由利子さん、横瀬和江さん、y(わい)さんの55人。
ウイキペディアによると、「人形」は狭義には人間の姿を、広義には人間以外の動物や架空の生物も含めて、それらの姿に似せて作られた物をさす。古来、人形は子どもの遊び道具として与えられ、使用された。日本各地に現在も存在する「郷土人形」は幼い子どものおもちゃとして大切にされた。
日本では主に木製や土製の素材に胡粉などで着彩をした人形が多いが、工芸品として精巧に作られた物もあり、戦後からは美術品として扱われる郷土人形もある。江戸時代に普及した女児向けの人形に「姉様人形」がある。和紙と千代紙で造られた素朴だが優雅な人形は、裕福な武家や商家の子女に大切にされた。
また、古代では、人形は他人に呪いをかけるための呪詛の道具や、人間の身代わりに厄災を引き受けてくれる対象物として使われた。前者の例としてはわら人形やブードゥー教の泥人形、後者の例では和紙の流し雛などが挙げられる。
後者のうち、現代でも神道の大祓(おおはらえ)などで用いられる和紙のものは、通常同じ字で「ひとがた」と呼び分けたり、「形代」(かたしろ)と称したりする。他にも、山車人形のように神などをかたどった人形が象徴として飾られる祭もある。
開場時間は9時から21時(最終日は15時)まで。入場は無料。購入希望者には15日9時30分より丸善・丸の内本店で抽選で購入整理券を配布する。