UCC上島珈琲「食べるコーヒー」、コロンビア等2産地で果実の甘み

【銀座新聞ニュース=2025年10月29日】UCC Holdings(本社・シンガポール)傘下のUCC上島珈琲(兵庫県神戸市中央区港島中町7-7-7、東京本部・港区赤坂8-5-26、住友不動産青山ビル西館)は11月4日から食べるスタイルのコーヒー「YOINED」を発売する。

UCC上島珈琲が11月4日から発売する食べるスタイルのコーヒー「YOINED(ヨインド)」。従来は1産地だったが、今回はコロンビア、グァテマラの2産地のコーヒー豆を使用している。

「YOINED(ヨインド)」はUCC上島珈琲が2023年に特許を取得した独自製法の飲まないコーヒーで、香りを閉じ込めて食べるスタイルで、「飲む」コーヒーでは味わえない、豆本来の甘み、酸味、苦味が作る芳醇な香りをダイレクトに感じられ、コーヒーの香りの余韻を余すことなく味わうことができるとしている。

今回は、コロンビア、グァテマラの2産地のコーヒー豆を採用し、産地による味わいの違いも楽しめる。コロンビア産の豆は、コーヒーの最新トレンドでもある、精製工程に発酵プロセス(嫌気性発酵)を取り入れた豆を選んでいる。コーヒー豆の配合量は、どちらも40%。

コロンビア産のコーヒー豆は、2つの名門農園のコラボで、パイナップルやマンゴーのようなトロピカルな余韻がある。ウィラ県ブルセラス地区の「El Diviso(エルディビゾ)」農園、アセベド地区にある「Las Flores(ラス・フローレス)」農園が中心となって、「カトゥーラ」と「カスティージョ」と「コロンビア」という3種の豆を採用し、「ファーメンテッドウォッシュド」という方法で精製した数量限定のスペシャルロットで、最初に酸素に晒して酸化させることでチェリーの持つ糖度を引き上げ、水中で嫌気発酵を長時間することで、マンゴーのようなトロピカルな香味を引き出す。風味はトロピカルフルーツ、ローズ、ベリー、イチジク、ブラウンシュガーという。

グァテマラのコーヒー豆はメキシコ国境近くにある家族経営のコーヒー農園「カペテナンゴ農園」で、今回のロットは、第5回UCCアナカフェカッピングコンテストにおいて、第1位に選ばれている。精製方法はナチュラルで、香ばしさの奥に漂うオレンジやチェリーのような果実の甘みを感じることができ、風味としてはスイートオレンジ、チェリー、イエローピーチ、カラメル、ローステッドナッツという。

また、2024年同様に、飲まない、食べるコーヒーだからこそ、「YOINED」をお酒とつまむ「おつまみコーヒー」として提案している。UCC上島珈琲ではさまざまな酒とのペアリングを試し、今回の「YOINED」は日本酒とのペアリングが絶妙としている。中でも日本酒のグローバルブランド「SAKE HUNDRED(サケハンドレッド)」のデザート日本酒「天彩(あまいろ)」(500ミリリットルで1万5400円)が格別という。そのほかにも、スモーキーなウイスキー、テキーラとの相性もいいとしている。また、ほうじ茶と一緒にコーヒーを味わうという新しいティータイムを楽しめるという。

「YOINED」は構想から20年以上かけ、UCC上島珈琲が2023年11月に初めて発売した食べるスタイルのコーヒーで、カカオ豆からチョコを作る工程をヒントに、粉砕した豆とコーヒーオイルを油脂でコーティングし、フレッシュな香りを保持することを実現させる独自の製法を考案した。

この製法でコーヒー豆を抽出することなく、まるごと凍結粉砕し、新鮮なまま香りも閉じ込め、「飲む」コーヒーでは味わえない、豆本来の甘み、酸味、苦味が作る芳醇な香りを感じられるとしている。カカオ原料を一切使用していないため、チョコではない。また、飲むコーヒーよりも強く長くコーヒーの香りに浸ることができるとしている。

UCCホールディングスは1925(大正14)年に上島治忠(うえしま・はるただ)が「上島商店」(現ウエシマコーヒーフーズ)を創業したのがはじまりで、1933(昭和8)年に上島治忠の弟、上島忠雄(うえしま・ただお、1910-1993)が「上島忠雄商店」を創業、1934(昭和9)年に「合名会社上島食料問屋総本店」と改称し、1944(昭和19)年に「株式会社上島本店」と改称し、1951年に「上島珈琲株式会社」を設立した。

1958年に「UCCコーヒーショップ」の第1号店「博多大丸前店」を開店、1965年に「株式会社上島本店」を「上島コーヒー本店」に改称、1969年に缶コーヒーを世界で初めて開発し、製造販売、1988年に外食事業を担当する「ユーシーシーフードサービスシステムズ」を設立(2009年10月に珈琲館株式会社をユーシーシーフードサービスシステムズ株式会社と合併、2018年5月1日に投資ファンドのロングリーチグループが珈琲館事業を買収し、分離独立)、2010年4月1日付で持株会社制に移行し、「UCCホールディングス株式会社」に商号変更し、事業のすべてを会社分割により設立する「UCC上島珈琲株式会社」に承継した。

さらに、2024年にシンガポールに「UCC Holdings Pte.Ltd.」を新設し、グループ(グローバル)本社とし、「UCCジャパン株式会社」を日本国内のグループ会社を統括する体制に移行(UCCホールディングス株式会社は「UCC Capital株式会社」に商号変更)した。これにより、シンガポールのUCC Holdings Pte.Ltd.が全体の持ち株会社で、UCC Capitalを保有し、UCCジャパンはUCC Capitalの傘下に入っている。

価格は税込3240円(1枚7.5グラムが6枚=コロンビア3枚、グァテマラ3枚、コーヒー豆成分量40%)。

今回、販売するのは、銀座周辺では「COFFEE STYLE UCC グランスタ東京店」(千代田区丸の内1-9-1、東京駅構内地下1階、03-6810-0200)と「上島珈琲COREDO日本橋店」(中央区日本橋1-1-4、COREDO日本橋地下1階、03-5255-7221)がある。10月28日からUCC公式オンラインストア(https://store.ucc.co.jp/)で先行予約を受け付けている。販売は11月4日から2026年3月末で、ただし数量がなくなり次第終了となる。