【銀座新聞ニュース=2025年11月14日】中堅の映画配給会社のアスミック・エース(港区六本木6-1-24、ラピロス六本木)は11月17日にTOHOシネマズ日本橋(中央区日本橋室町2-3-1、コレド室町2、050-6868-5060)で「恋に至る病」の公開後に、中川翼さん、真弓孟之さんらによる舞台あいさつを開く。
「恋に至る病」は10月24日の公開後、興行通信社の映画ランキングではトップ10に一度もランクされていない。それでも、アスミック・エースは「TikTok(ティックトック)での紹介動画再生回数が200万回を超える大反響を記録した」としており、11月5日に「大ヒット」御礼舞台あいさつを開催し、今回も「大ヒットを記念し、公開後舞台あいさつ」を実施するとしている。
ただ、ヤフー知恵袋の投稿によると、テアトル新宿では公開から1週間も経たずに1日1回の上映に減らされていると書かれている。
17日は17時55分の回上映終了後に、監督の廣木隆一さん、プロデューサーの田辺圭吾さん、ダブル主人公の同級生「木村民雄」役の中川翼さん、同じくダブル主人公の同級生で学級委員を務める「井出翔太」役の「AmBitious(アンビシャス)」の真弓孟之さんが舞台に登場して御礼の舞台あいさつをする。
ウイキペディアによると、「恋に至る病」はミステリー作家の斜線堂有紀(ゆうき)さんが2020年3月にKADOKAWA(カドカワ)の「メディアワークス文庫」から刊行された同名恋愛小説が原作で、2024年12月27日に「Audible(オーディブル)」で配信され(朗読は堀井千砂さん)、2025年6月19日からウエブコミック「少年エースplus」(KADOKAWA)にて連載されている(マンガはおーうちさん、キャラクター原案はくっかさんが担当)。
今回は監督は廣木隆一さん、脚本を加藤正人さんと加藤結子さんが共同で手掛け、映画化している。「なにわ男子」の長尾謙杜さんが「宮嶺望」役、山田杏奈さんが「寄河景」役で共演し、内気な男子高校生とクラスの人気者女子の不器用な初恋を軸に、同級生の不審死や恋人への恐ろしい疑惑が入り混じる、ピュアで刺激的なラブストーリーとなっている。
物語は他人と深い関係を結ばないように生きてきた内気な性格の高校生・宮嶺望は、転校先の学校で、誰からも好かれるクラスの人気者・寄河景と出会う。周囲との距離を保とうとする宮嶺に対して、景は持ち前の明るさで距離を縮め、2人は次第に一緒に過ごす時間が増えていく。
そんなある日、同級生の根津原あきら(醍醐虎汰朗さん)が近所で遺体となって発見される。さらに、その後も同級生の不審死が相次ぐ中、宮嶺は大切な景が事件に関わっているのではないかという疑惑を抱きはじめる。それでも彼女を思う気持ちを抑えることができず……。
ウイキペディアによると、廣木隆一さんは1954年福島県郡山市生まれ、福島県立須賀川高等学校を卒業、大学進学で上京するも中退し、アメリカン・ニューシネマの影響を受けて、アテネフランセの映画技術美学講座で学び、フリーの演出部として監督の中村幻児さん(1946年生まれ)の一連の作品「超淫力 絶頂女」などに助監督として携わる。1982年にピンク映画「性虐!女を暴く」で監督デビューし、1983から1985年に連作されたゲイ・ポルノ映画「ぼくら」3部作(「ぼくらの時代」、「ぼくらの季節」、「ぼくらの瞬間」)など、独特の空間描写で「シティ派」の異名をとる。
1980年代半ばに、にっかつ系で「The SM」、「ザ・折檻」など超ハードなドキュメント風SMをキネコで撮り、話題を呼んだ匿名監督「伊集院剛」の正体(の1人)であることをインタビューなどで明かしている。1994年、にアメリカの俳優ロバート・レッドフォード(Charles Robert Redford Jr.,1936-2025)が主催する新人育成の世界的登竜門サンダンス映画祭において奨学金を獲得してアメリカにわたった。
2003年に寺島しのぶさん(1972年生まれ)を主役に起用した「ヴァイブレータ」で第25回ヨコハマ映画祭で監督賞をはじめ5部門、その他40以上の国際映画祭で数々の賞を受賞した。2015年に小説「彼女の人生は間違いじゃない」(河出書房)を発表し、2017年には、、廣木隆一さん自らの監督で映画化した。恋愛映画の名手と称され、2010年代以降は少女マンガ原作の恋愛映画を次々と手がけ、三木孝浩さん(1974年生まれ)、新城毅彦さん(1962年生まれ)とともに「胸キュン映画三巨匠」と呼ばれる。
チケットは11月15日0時(14日24時)からインターネットで販売し、劇場窓口で15日オープン時から販売する。料金は一般2000円、大学生1500円、高校生、3歳以上、障がい者1000円、シニア1300円。プレミアボックスシートは1000円プラス。作品は「PG12」(小学生以下は保護者の助言・指導が必要)に指定されている。
