ヴァニラで空山基、Bean、寺田克也、士郎正宗「セクサロイド」展

【銀座新聞ニュース=2026年4月24日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は4月25日から5月24日まで空山基さん、Rockin’ Jelly Beanさん、寺田克也さん、士郎正宗さんによる「『Ex Machina Galactica』ー3バチ展Vol.4THE FOURTH PRESENCE」を開く。

ヴァニラ画廊で4月29日から5月22日まで開かれる空山基さん、Rockin’Jelly Bean(ロッキン・ジェリー・ビーン)さん、寺田克也さん、士郎正宗さんによる「『Ex Machina Galactica(エクス・マキナ・ギャラクティカ)』ー3バチ展Vol.4THE FOURTH PRESENCE」のフライヤー。

エロティックかつメタリックな質感およびメカニカルな造形で女性を描き、ソニーのロボット「アイボ(AIBO)」のデザインも手がけた空山基(はじめ)さん、日本人で覆面のイラストレーター、Rockin’Jelly Bean(ロッキン・ジェリー・ビーン)さん、イラストレーター、マンガ家の寺田克也さんの3人は2014年4月に「神をも恐れぬバチアタリ展覧会」(画廊)として初めてヴァニラ画廊で「Pussycat! Kill! Kill! kill!(プッシーキャット!キル!キル!キル!)-3バチ展」を開いた。

これに続いて2018年9月に「エロティシズムのフロンティアを探究し続ける3人のマッド・アーティスト」が、「Tokyo Sweet Gwendoline(トウキョウ・スウィート・グウェンドリン、東京の甘いグウェンドリン)」というタイトルで2回目の3バチ展を開き、2022年4月に「Dominatrix Heaven(ドミナトリックス・ヘブン、女帝の天国)」として3回目を開催、今回が4回目の「3バチ展」となる。

また、今回は新たに「美と官能の哲学を極限まで研ぎ澄ませたエロティシズムの巨匠」(画廊)、士郎正宗さんをゲストに迎え、「セクサロイド」をテーマに、新たなヒロイン像を再構築している。画廊では「2026年、エロティシズムのフロンティアを切り拓き続ける4人のアーティストが激突する衝撃のエロティック・ワンダーバトルをお見逃しなく!」としている。

展覧会では、作品の展示・販売に加え、各作家のオリジナルアクリルスタンドや展覧会を記念した新画集「Ex Machina Galactica(エクス・マキナ・ギャラクティカ)」(発行・エディシオン・トレヴィル、発売・河出書房新社、2026年6月19日刊行)も会場で先行販売する。

画廊では「神をも恐れぬバチアタリ展覧会で、<エロ>の臨界点に真正面から立ち向かい、激しく火花を散らした三羽烏が、時代の閉塞感を破壊するパワフルなヒロインたちを引き連れ、4回目の新たな戦いのゴングを鳴らす」。

空山基さんは1947年愛媛県今治市生まれ、愛媛県立今治北高校を経て、1965年に四国学院大学文学部英文科に入学、1967年に中央美術学園に入学、1969年に卒業し、旭通信社制作部に入社、1971年に独立し、1984年にイタリア・フィアット社の世界キャンペーンのイメージを担当し、1995年に有線テレビ(CATV)「T&A2000」のキャラクター、セクシーロボットのデザインを手がけ、1996年にアメリカの「ヴァーガス・アワード」を受賞、1999年にソニーの「アイボ(AIBO)」のデザインを手がけ、グッドデザイン賞グランプリ、メディア芸術祭グランプリを受賞した。

2001年に初代アイボがスミソニアン博物館とニューヨー近代美術館のパーマネントコレクションとされ、朝日新聞発明賞を受賞した。1989年にミュンヘンのフェラーリホール、1994年にアトランタ、1994年と1998年、1999年にロサンゼルスのタマラ・ベイン・ギャラリー、2003年にギンザ・グラフィック・ギャラリーなどで個展を開いている。

Rockin’Jelly Beanさんは生年月日を未公表。ただし、アメリカ・ハワイで生まれている。幼少期に手塚治虫(1928-1989)や松本零士さんに影響されてマンガを描き始め、中学校から大学までラグビー部に所属、18歳の時からプレ・サーフコンボ「ジャッキー&ザ・セドリックス(JACKIE&THE CEDRICS)」のベース奏者として活動、19歳で東京に移住、デザイン事務所に3カ月勤務した後、フリーとなる。

バンドやイベントのフライヤーを始め、1990年からイラストレーターとして活動をはじめ、海外インディーズレーベルのジャケットや、ポスター、フィギュア、アニメなどを手がけ、オリジナルブランド「エロスティポップ(EROSTY POP!)」を立ち上げ、1996年にアメリカにわたり、ロサンゼルスで7年間活動、帰国後は東京を中心に活動し、ショップ「エロスティカ(EROSTIKA)」を原宿と名古屋でプロデュースしている。

寺田克也さんは1963年岡山県玉野市生まれ、岡山県立岡山工業高校工業デザイン科を卒業、阿佐ヶ谷美術専門学校を卒業、在学中からイラストの仕事などを手がけ、そのままフリーとして活動、ゲームのキャラクターデザイン、小説のさし絵、マンガ、映画のデザインなどを手がけている。キャラクターデザインは、ゲームやアニメから実写映画まで多くの分野で行っており、日本国外の作品にも参加している。

映画では1988年に「未来忍者」のキャラクター、コスチューム、小道具デザイン、2004年に「キューティーハニー」のハニーコスチュームデザイン、「デビルマン」のデビルマンコンセプトデザイン、「ヤッターマン」のメカとキャラクターデザインリファイン、2009年に「仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイドMOVIE(ムービー)大戦2010」や2010年「仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ」のクリーチャーデザイン、2010年に「仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE」のドーパントデザイン、2011年に「エンジェル ウォーズ」のコンセプトデザインなどを手がけている。2022年にライター、歌手の姫乃たまさんとの結婚を発表している。

ウイキペディアによると、士郎正宗さんは1961年兵庫県神戸市生まれ、大阪芸術大学芸術学部美術学科(油画科)を卒業、美術の教員免許を取得している。マンガ研究団体「アトラス」に所属、1980年代初頭に同人誌「ブラックマジック」をアトラスから出版し、「アップルシード」で青心社からデビューした。

卒業後は六甲山の夜間高校に美術教師として勤め、その傍ら「アップルシード」を執筆していたが、のちに退職して専業作家となる。「アップルシード」は1985年から1989年に青心社のSFマンガ誌「コミックガイア」で連載され、コミックス(全4巻)も刊行されたが、物語が中断した状態で士郎正宗さんが凍結宣言している。

1988年にOVA「APPLESEED」、2004年にアニメ映画「APPLESEED」、2007年にその続編「EX MACHINA」、2011年にテレビアニメ「APPLESEED XⅢ」、2014年にリブート映画「Appleseed Alpha」など複数回アニメ化されている。1986年に第17回「星雲賞」をコミック部門で受賞、1992年にアート部門で受賞している。

また、マンガ「攻殻機動隊」は1989年から1990年にかけて「ヤングマガジン海賊版」で連載され、1991年に単行本が発売されている。この作品を原作とする劇場用アニメ映画が1995年に公開され、テレビアニメ作品が2002年に公開されている。士郎正宗さんの原作版と押井守さんの映画版、神山健治さんの「S.A.C.」、黄瀬和哉さんと冲方丁さんの「ARIS」では、時代設定や主人公草薙素子のキャラクター設定、ストーリーを始め多くの相違点があり、それぞれが原作を核とした別作品といえる。その他、小説やゲームなどの派生作品が展開されている。

タイトルや出版社が違うが「紅殻のパンドラ」(著者は六道神士=りくどう・こうし=さん、カドカワコミックス・エース)は原作の攻殻機動隊と同じ世界の物語で士郎正宗さんが監修している。

開場時間は12時から19時(土曜日、祝日は17時)。入場料は1000円。18歳未満は入場できない。