日比谷「未来」公開で黒島結菜、山﨑七海、原作の湊ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2026年4月29日】中堅の映画配給会社の東京テアトル(新宿区新宿1-1-8、御苑テアトルビル、03-3355-1010)は5月9日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「未来」の公開を記念して、黒島結菜さん、山﨑七海さんらによる舞台あいさつを開く。

5月8日から一般公開される「未来」((C)2026 映画「未来」製作委員会 (C)湊かなえ/双葉社)。

9日10時の回上映終了後と14時の回上映前に、監督の瀬々敬久(ぜぜ・たかひさ)さんをはじめ、清瀬第二小学校の教師「篠宮真唯子」役の黒島結菜(ゆいな)さん、中学2年で「20年後の私」から手紙をもらう「佐伯章子」役の山﨑七海さん、佐伯章子の父親「樋口良太(佐伯良太)」役の細田佳央太さん。

樋口良太の親友、森本誠一郎の妹で中学2年の「森本真珠(まじゅ)」役の近藤華さん、佐伯章子の母「佐伯文乃(あやの)」役の北川景子さん、原作者の湊かなえさんが舞台に登場してあいさつする。

ウイキペディアによると、「未来」は小説家で2016年に第29回山本周五郎賞を受賞している湊かなえさんが2018年5月に双葉社から刊行し、2021年8月に同社から双葉文庫化されている小説が原作で、瀬々敬久さんが監督を務め、加藤良太さんが脚本を手掛けている。

内容は「20年後の私」からの手紙が届いたことをきっかけに、小学生・章子が児童虐待や学校でのいじめなど過酷な状況から抜け出そうとする姿を中心として、章子たちに手を差し伸べようとする担任教師・真唯子やクラスメイト・亜里沙、章子の父・良太の視点で描く状況も交えて、周囲の大人たちの壮絶な過去や葛藤が交錯する社会派ミステリーが描かれている。

eiga.comによると、物語は複雑な家庭環境で育ちながらも、祖母の期待に応えて教師になる夢をかなえた篠宮真唯子だが、ある日、彼女の教え子である佐伯章子のもとに、「20年後のわたし」と名乗る人物から手紙が届く。

半信半疑のまま返事を書くことで、父を亡くした悲しみや心を閉ざした母との孤独な日々に耐える章子だったが、母の恋人からの暴力や、いじめ、そして信じがたい事実が彼女を追い詰めていく。

深い絶望のなか、章子は唯一の友人である須山亜里沙(野澤しおりさん)と「親を殺す」という禁断の計画を企てる。そんな章子を救おうとする真唯子は、社会の理不尽さに押しつぶされそうになりながらも手を差し伸べるが。

瀬々敬久さんは1960年大分県生まれ、1986年に京都大学文学部哲学科を卒業、在学時の1985年に16ミリ映画「ギャングよ、向こうは晴れているか」を自主制作し、監督を務め、卒業後に「獅子プロダクション」に入社し、ピンク映画の助監督を務め、1989年に「課外授業 暴行」で商業映画監督としてデビュー、同年にピンク大賞新人監督賞を受賞し、「ピンク四天王」の1人とされた。

2008年に「フライングラビッツ」や「感染列島」を監督、2010年に構想から5年かけて完成した4時間38分におよぶ「ヘヴンズストーリー」で第61回ベルリン国際映画祭で批評家連盟賞とNETPAC(最優秀アジア映画)賞を受賞、2011年に芸術選奨文部科学大臣賞映画部門を受賞した。2011年に「アントキノイノチ」でモントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門でイノベーションアワード、2016年に「64 ロクヨン」2部作の前編で日本アカデミー賞優秀監督賞、佐藤浩市さんが最優秀主演男優賞を受賞した。

2017年に「8年越しの花嫁 奇跡の実話」、2018年に「友罪」と「菊とギロチン」、2019年に「楽園」、2020年に「糸」、2021年に「明日の食卓」と「護られなかった者たちへ」を監督し、同年に「護られなかった者たちへ」で第46回報知映画賞で作品賞を受賞、2022年に「ラーゲリより愛を込めて」などを監督している。2026年12月には監督を務めた「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」の公開が予定されている。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を受付中で、5月1日11時締め切り。2日10時から8日16時まで一般発売する。料金は全席指定で2500円均一、プレミアボックスシートは3500円、プレミアラグジュアリーシートは5500円。作品は「PG12」(小学生以下には助言・指導が必要)に指定されている。