【銀座新聞ニュース=2026年5月4日】中堅映画配給会社のアークエンタテインメント(文京区小日向2-11-11、03-5940-6015)は5月16日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「廃用身」の公開を記念して染谷将太さん、北村有起哉さん、六平直政さんらによる舞台あいさつを開く。
5月16日12時の回上映前に監督の吉田光希(こうき)さんをはじめ、主人公の医師で異人坂クリニックの院長「漆原糺」役の染谷将太さん、編集者「矢倉俊太郎」役の北村有起哉さん、高齢者の患者「岩上武一」役の六平直政さん、「異人坂クリニック」の看護師「内野」役の中井友望(とも)さん、原作者の久坂部羊さんが舞台に登場してあいさつする。
ウイキペディアによると、「廃用身(はいようしん)」は作家の久坂部羊(くさかべ・よう)さんが2003年に幻冬舎から刊行された同題名の単行本が原作で、現役医師の久坂部羊さんは同作品で作家としてデビューした。映画は吉田光希さんが監督と脚本を手掛けているヒューマンサスペンスだ。
物語はデイケア施設「異人坂クリニック」に通う高齢者の間では、院長の漆原糾が考案した画期的な治療が密かに広まっていた。コストパフォーマンスに優れた介護を目指すその医療行為は、「廃用身(麻痺などにより回復見込みがない手足のこと)」をめぐるもので、「身体も心も軽くなった」「厳しい性格が柔らかくなった」などと予想外の“好ましい副作用”が現れたという。
噂を聞きつけた編集者の矢倉は、老齢期医療に革命を起こす可能性を感じ、漆原に本の出版を打診する。しかし、デイケアに関する内部告発が週刊誌に流出し、さらに患者宅で衝撃的な事件が起こったことで、すべてが暗転していく。
吉田光希さんは1980年東京都生まれ、東京造形大学造形学部デザイン学科映画専攻領域を卒業、在学中より諏訪敦彦(のぶひろ)監督(1960年生まれ)に師事し、塚本晋也(1960年生まれ)監督の作品を中心に、映画制作現場に参加し、特殊効果、照明助手、美術助手、助監督などの経験を積む。
大学卒業後は製作プロダクションにてCMやPVの制作に携わり、自主製作映画「症例X」で、2008年に第20回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)審査員特別賞を受賞した。「症例X」は第61回ロカルノ国際映画祭の新鋭監督コンペティション部門に入選、第20回PFFスカラシップの権利を獲得し、2010年に「家族X」で劇場デビューした。2012年に「ふかくこの性を愛すべし」がオムニバス映画「ヴァージン」の一編として劇場公開された。
2013年に演劇ユニット「オーストラ・マコンドー」の舞台を原作とした映画「トーキョービッチ、アイラブユー」を監督(脚本も)、第14回東京フィルメックス コンペティション部門 スペシャル・メンションを授与され、2017年に「三つの光」を監督(脚本も)、第67回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門、第41回香港国際映画祭 のヤング・シネマ・コンペティション部門に正式出品された。2016年1月より「TOM company」に所属している。
チケットはローソンチケットですでにプレリクエスト先行(抽選)を受け付けており、5月6日23時59分が締め切り。12日10時から一般発売する。料金は全席指定で2200円。プレミアボックスシートはプラス1000円。作品は「PG12」(小学生以下には助言・指導が必要)に指定されている。
