かっぱ寿司が植物由来食材「おからとこんにゃくのカツ」等3品

【銀座新聞ニュース=2026年5月19日】コロワイドグループのカッパ・クリエイト(神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1、ランドマークタワー)が運営する回転寿司チェーンのかっぱ寿司は5月21日から6月3日まで「かっぱ寿司秋葉原万世橋店」(千代田区外神田1-16-1、秋葉原トゥモロービル、03-6206-8600)など全店で「かっぱと一緒に サステナビリティ」キャンペーンを開く。

今回は植物由来食材を使用した新メニュー3品を提供するもので、かっぱ寿司では2023年5月より植物由来食材を使ったメニューを定期的に販売しており、今回も「まるで肉!?さくさくカツ」(2貫で税込190円)、「お豆で作ったキーマカレー包み」(1貫110円から、店内飲食限定)、「お豆で作ったキーマカレーコーン包み」(1貫110円から、店内飲食限定)を提供する。

「まるで肉!?さくさくカツ」は、おからとこんにゃくを使用しながらも、カツならではのサクサクとした食感を寿司として表現した一品。

「お豆で作ったキーマカレー包み」は豆ベースのキーマカレーで、軽やかなコク、ホクッとした具材感がシャリと好相性で、スパイスの香りがふわっと広がる一貫。

「お豆で作ったキーマカレーコーン包み」は甘みがはじけるコーンが主役で、豆仕立てのキーマカレーに、彩りと楽しさをプラスした。

「NEXT FOOD LAB」などによると、植物由来の健康的な食品として注目を集めるプラントベースフードの背景として「地球温暖化」があり、温暖化によって氷河の融解や海水面の上昇が観測され、低地の水没や洪水被害の拡大が発生し、植物の成育にも影響がでる。温暖化の原因は、化石燃料の燃焼によるCO2(二酸化炭素)の排出量の増加、森林伐採によるCO2吸収力の低下が大きな原因とされているが、「牛のげっぷ」や家畜の排せつ物から排出されるメタンやN2O(一酸化二窒素)も要因の一つとされている。

また、牛肉1キロを生産するためには、トウモロコシ11キロが必要となり、トウモロコシの耕作地や生産のための肥料や水も大量に必要になる。こうした背景から、環境問題解決のためにプラントベースフードが注目されている。

一方で、世界には多く宗教や民族の習慣があり、食文化も多様性に富んでおり、ベジタリアンやヴィーガンといった動物由来食品を口にしないという主義の人も増えている。野菜中心のメニューは宗教、民族の禁忌に触れることが少なく、野菜の摂取は健康にもよく、野菜の割合を増やすことで、摂取するコレステロールやカロリーが少なくなる。また、食物繊維の摂取量が増え、便通の改善も期待できる。野菜の割合を増やすことは、生活習慣病(糖尿病、動脈硬化)の予防や改善にもつながり、低カロリーの食事や便通の改善は美容やダイエット効果も期待できる。

プラントベースフードが注目されるようになったきっかけに「SDGs(エスディージーズ)」(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)があり、2015年の国連サミットで採択された、2016年から2030年までの15年で達成する目標で、国連に加盟する193カ国が取り組んでいる。SDGsは17の大きな目標とそれらを実現するための169の具体的なターゲットで構成されている。プラントベースフードの活用が、17の目標の中のいくつかに寄与できるのではないかと考えられている。

大豆、エンドウ豆、ジャガイモなどのタンパク質を原料とし、ハンバーグやソーセージなどの商品に使われるのが「フェイクミート(代替肉)」で、大豆ミートやエンドウ豆ミートなどがあり、粒状のミンチタイプ、スライス肉のようなフィレタイプ、ブロックタイプなどが作られている。

健康的な生活にはバランスのよい栄養摂取が不可欠で、植物を中心とした食生活でもほとんどの栄養をとれるが、「ビタミンB12」(血液細胞と神経細胞を健康に保ち、DNA=デオキシリボ核酸=の生成を助ける水溶性の栄養素で、疲労感の軽減や正常な神経機能の維持に欠かせない)だけはとれない。ビタミンB12は肉や魚介類に含まれる栄養素で、肉、野菜、プラントベースフードをバランスよく摂取するのならいいが、ベジタリアンやヴィーガンのような食生活ではサプリメントによって補うことになる。

TPCマーケティングが2023年4月に発表した業務用プラントベースフードの市場規模は、前年比17.1%増の297.5億円と10年間で約2倍の規模になっている。Plant Based Foods Association(PBFA、アメリカ植物性食品協会)による世界全体での伸びも年12.2%の伸びと予測され、2025年には740億ドル(1ドル=140円換算で約10兆3600億円)に達するという予測もある。

秋葉原万世橋店の営業時間は平日10時30分(土日祝日は10時)から23時。