【銀座新聞ニュース=2026年5月16日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は5月15日、4月の映画営業部門の興行成績(速報ベース)が前年同月比17.1%増の131億7700万円で、2カ月ぶり続けてプラスになり、2026年としては初めて100億円を突破した。100億円超になるのは2025年10月以来、6カ月ぶり。
4月は例年、7月などと並んで年間で観客動員数がそれなりに見込める時期で、2009年が49億円、2010年が57億円、2011年が55億円、2012年が79億円、2013年が46億円と主に40億円台から50億円台で推移してきた。
2014年が70億円、2015年が78億円、2016年が35億円、2017年が76億円、2018年が82億円と70億円台から80億円台に拡大し、2019年に104億円と100億円を突破した。しかし、2020年は4月7日に新型コロナウイルスの感染者数の拡大に伴い「緊急事態宣言」が発動され、18日から全館休業したことや新作がすべて公開延期となったことから1億3887万円にとどまった。
2021年は4月25日に東京都、大阪、京都府、兵庫県の4都府県に「緊急事態宣言」が発動されるなど、4都府県の映画館が全館休業したり、新作が公開延期となったものの、89億円と2020年4月比では大幅に増えた。
2022年は3月21日に「まん延防止等重点措置」が解除され、4月は73億円まで回復したものの、2021年4月比ではマイナス。2023年は4月29日から5月7日までのゴールデンウィーク(GW)で「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」などが好調で、東宝の映画営業部門興行成績が4月だけで2021年3月以来、25カ月ぶりに100億円を超える114億円、2024年4月はさらにそれを35%も上回る153億円まで増えた。2025年4月は2024年8月以来、8カ月ぶりに100億円を突破したが、前年4月が好調だったため、その反動でマイナスとなった。
一方、TOHO(トーホー)シネマズ、関西共栄興行、東京楽天地という連結3社ベースの東宝グループの映画館の4月の入場料収入は同13.1%増の66億7400万円と3カ月続けてプラスとなった。TOHOシネマズ直営館の入場料収入と東宝グループの入場人員については公表するのを止めている。

2月6日から一般公開されている「ほどなく、お別れです」((C)2026「ほどなく、お別れです」製作委員会)が4月10日から12日の週、17日から19日の週と2週続けてトップ10外に下がったが、24日から26日の週に10位と帰り咲き、26日までの累計で動員336万人、興収45億円を超えた。
新たに4月に公開されたのは、10日公開の「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」、17日公開の「人はなぜラブレターを書くのか」、17日公開の「ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025 AT NISSAN STADIUM IN CINEMAS(ワン・オック・ロック・デトックス・ジャパン・ツアー・2025・アト・ニッサン・スタジアム・イン・シネマズ)」(TOHO NEXT)、29日公開の映画「SAKAMOTO DAYS」の4本だった。
興行通信社の映画興行ランキングによると、4月6日から8日の週は「映画ドラえもん新・のび太の海底鬼岩城」が6週目も1位、映画「えんとつ町のプペル 約束の時計台」が2週目で7位、「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」が4週目で8位、「ほどなく、お別れです」が9週目で10位と、トップ10入りは前週と同じく4本だった。
10日から12日の週は「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」が初週で1位、「映画ドラえもん新・のび太の海底鬼岩城」が7週目で2位、「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」が5週目も8位、「えんとつ町のプペル 約束の時計台」が3週目で10位と、トップ10入りは前週と同じく4本だった。
17日から19日の週は「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」が2週目も1位、「人はなぜラブレターを書くのか」が初週で2位、「ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025 AT NISSAN STADIUM IN CINEMAS」が初週で3位、「映画ドラえもん新・のび太の海底鬼岩城」が8週目で4位、「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」が6週目で10位と、トップ10入りは前週より1本増えて5本だった。
24日から26日の週は「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」が3週目で2位、「人はなぜラブレターを書くのか」が2週目で3位、「映画ドラえもん新・のび太の海底鬼岩城」が9週目で6位、「ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025 AT NISSAN STADIUM IN CINEMAS」が2週目で8位、「ほどなく、お別れです」が12週目で10位と返り咲き、トップ10入りは前週と同じく5本だった。
4月に映画館で上映された東宝の配給作品(TOHO NEXTを含む)は、「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」(4月10日公開)、「映画ドラえもん新・のび太の海底鬼岩城」(2月27日公開)、「人はなぜラブレターを書くのか」(4月17日公開)、「SAKAMOTO DAYS」(4月29日公開)、、17日公開の「ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025 AT NISSAN STADIUM IN CINEMAS(ワン・オック・ロック・デトックス・ジャパン・ツアー・2025・アト・ニッサン・スタジアム・イン・シネマズ)」(TOHO NEXT)など。
