ヴァニラでR・リーガー「エミリーストレンジ」展、夢の世界へ

【銀座新聞ニュース=2026年5月30日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は5月30日から6月14日まで、ロブ・リーガーさんによる個展「ストレンジ・ドリームズ」を開く。

ヴァニラ画廊で5月30日から6月14日まで開かれるはロブ・リーガー(Rob Reger)さんの個展「ストレンジ・ドリームズ」のフライヤー。

アメリカ・サンフランシスコの4人のアーティスト集団「コズミック・デブリ(Cosmic Debris)」を率いるロブ・リーガー(Rob Reger)さんが中心になって制作している「エミリー・ザ・ストレンジ(Emily the Strange)」の絵画をはじめ、「ダークでキュート、奇妙で美しい“夢”の世界をご体感ください」としている。

「エミリー・ザ・ストレンジ」は4匹の黒猫と暮らす、真っ黒なロングヘアに真っ黒なワンピースを着た、色白の13歳の女の子を描いた絵本などで、1990年代初頭にステッカーのデザインとして誕生し、2001年に刊行した絵本のキャラクターとして、インパクトのあるストーリー展開とヒップで愛くるしいアートワークが多くの読者に支持されている。

黒髪で無表情な少女エミリーは、1991年にアメリカ・カリフォルニアのスケートボード文化の中で誕生した。当時、ネイサン・キャリコ(Nathan Carrico)さんがプロスケーターのために描いたイラストが始まりで、その2年後、1993年にデザイナーのロブ・リーガーさんが仲間とともにサンフランシスコでデザイン会社「Cosmic Debris(コスミック・デブリ)」を設立し、ネイサン・キャリコさんの了解を得て、この少女のキャラをTシャツやステッカーにしてライブハウスやショップで配布・販売を始めたことで、「Emily the Strange」として本格的に動き出した。

「コズミック・デブリ」はロブ・リーガーさんが中心になって設立したグループで、ジェシカ・グルーナー(Jessica Gruner)さん、「エミリー・ザ・ストレンジ」のコミック本、絵本、小説のイラストを描いているバズ・パーカー(Buzz Parker)さんら4人がメンバーで、いずれもカリフォルニア州に在住している。

日本では2003年に「エミリー・ザ・ストレンジ」(翻訳は宇多田ヒカルさん=1983年生まれ=、メディアファクトリー)が刊行されている。2009年2月にはコミック「エミリー・ザ・ストレンジ VOLUME1」(飛鳥新社)が刊行され、2010年には長編小説「エミリーの記憶喪失ワンダーランド」(翻訳は西田佳子さん、理論社)が刊行されている。

また、ウイキペディアによると、「エミリー・ザ・ストレンジ」の映画化は2005年から検討されているが、2024年10月の段階で「ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ・アニメーション」とJ・J・エイブラムス(Jeffrey Jacob Abrams、1966年生まれ)さん率いる「バッド・ロボット(Bad Robot社)」が共同で長編アニメの映画化を発表している。

ロブ・リーガーさんは1969年アメリカ・カリフォルニア州フラートン(Fullerton)生まれ、カリフォルニア大学サンタクルーズ校で版画と哲学を専攻し、1995年にサンフランシスコのアートコミュニティで活動を開始、2001年に絵本「エミリー・ザ・ストレンジ」を刊行、2003年に「エミリーの奇妙な秘密の本」を刊行、2005年に「エミリーの悪夢」、2006年に「エミリーの見ることは欺くこと」を刊行している。

開場時間は12時から19時(土・日曜日、祝日、最終日17時)。入場料は1000円。5月30日12時と13時の回の入場券はライブポケット(https://livepocket.jp/e/7j0vh)から販売している。14時から当日券で入場できる。現在、ヴァニラ画廊の公式サイトにはアクセスできないので、電話(03-5568-1233)で画廊に確認を。期間中、無休。